研究室日記

小学校教育実習から学んだこと(松野)

公開日
2024/10/02
更新日
2024/10/02

学生の学び

  • 小学校_教育実習_での学び_(松野).png

https://asp.schoolweb.ne.jp/2190001/blog_img/54157962?tm=20241002015311

 こんにちは!10期生の松野です。 9月2日から27日までの4週間、小学校実習に行きました。今回は実習での学びを記事に書かせていただきます。


 私は4週間の実習を通して、発問や声のかけ方、教材研究の大切さなど、実際に子どもと関わることでしか学ぶことができない、多くのことを学ぶことができました。


 まずは発問や声のかけ方を工夫することについてです。「あれ、前と違う。」「○○って何?」などと子どもたちのつぶやきや言葉を拾って全体に問いかけ、さらに考えを深めたり、一人の児童が発言したことを他の児童にも繰り返し発表してもらい、言語化することによって理解を深めたりと、子どもと子どもを繋げられる声をかけることやさらに考えを深められる発問をすることが大切だと学ぶことができました。


 机間指導する中で、子どもの考えや説明を聴いたり、困っている児童に声をかけたりすると一人ひとりつまずくポイントは異なるため、児童一人ひとりの理解力や特性に応じた声をかけることが大切だと実感しました。誰が困っているかなど、子どもたち一人ひとりの実態や能力を把握するために前回の授業等からつかみ、児童が成長できるように意図的に机間指導し、どの児童にどのように関わっていくのかを考えて授業を展開していくことが大切だと学びました。


 子ども一人ひとりのキャラクターや良さは姿として現す場面が必ずあるため、そのような瞬間をほめて教員として子どもたちと共有し、子ども一人ひとりの成長や学級経営に繋げていくことが大切だと学ぶことができました。


 次に授業づくりや教材研究についてです。振り返りから次につなげたり、子どもたちの自信や成長につなげたりするために丸つけ法などを用いて即時評価することや、授業のまとめは子どもの言葉で終わらせることができるように机間指導の中で子どもの考えを見つけることが大切であると学ぶことができました。


 授業の中には子どもが立ち止まる言葉が必ずあるため、子どもが言った言葉や姿の裏にはどのような思いや願いがあるのか、子どもは今どのような思考の流れであるかを常に考え、授業のねらいから授業をつくるなど、教材研究の中で子どもがつまずきやすいポイントを細かく深く考えることが大切だと学ぶことができました。


 国語や書写の授業を行う際にカードや筆など様々な教材を用意して進めると、子どもたちの目がとても輝いていました。実物を見たり実物に触れたりする機会をつくるなどと子どもを引き込むことができる導入を考えることが大切だと強く思いました。


 このように、子どもが発表したことだけでなく、子どもがこぼした言葉にも耳を傾け、詳しく聞くなど、さらに思考を繰り返すことができるような声をかけたり、子どもが思考し続けられるような課題を提示したりと「子どもの思考を切らない」授業をつくり、子ども同士を繋ぎ、子どもの学びを広げて深めることができるような声をかけていきたいと思います。そのために子どもとの関わりや教材研究を大切にして子どもたちのつまずくポイントや思考を深く考え、一人ひとりが成長することができる授業をつくっていきたいと思います。そして、些細なことだとしてもできるようになったことや成長したことをほめ、子どもたち一人ひとりの成長や学級経営に繋げていきたいと思います。


 4週間という短い期間の中でも子どもとの関わりや授業観察、授業実習を通して、一人ひとりの子どもの良さや子どもの成長を感じる瞬間が多くあり、教師になりたいという気持ちがさらに高まる実習となりました。他にもここには書ききることができないほどの多くの学びを得ることができました。今回学んだことを中学校教育実習でも生かし、もっと学び続けたいと思います。(松野)