研究室日記

小学校教育実習から学んだこと(道下)

公開日
2024/10/04
更新日
2024/10/04

学生の学び

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こんにちは!   10期生の道下優希です。先日、小学校実習を無事に終えることができましたので、学びを記事にしていきます。


4週間、毎日多くの学びがありましたが、三つに絞って記述します。


一つ目は、子どもたちはさまざまな面をもっているということです。ある日の道徳の授業でした。いつもはノートに考えを書くことが苦手な子が、道徳の授業では、「どんな気持ちだったと思いますか」と教師が発言するとすぐに書き始めました。私は驚くとともに、ある一面で子どもを判断してはいけないこと、その子の得意な部分、良さに目を向けることの大切さを学びました。


二つ目は、教師の話し方、振る舞いについてです。私は、帰りの会の時間に子どもたちの良さ見つけを話す時間をいただいて、話をしていました。なかなか上手に話すことができないこともあり、帰りの会の前に今日はどんなことを、どんな風に話そうか事前に決めて話をすることもありました。そこで感じたことが、帰りの会で当たり前にある「先生の話」の難しさです。

1週目は、子どもたちと同じように先生からの話を聞いていましたが、自分が話をするとなると、どんな様子で、1日の中であったどの出来事をどのように話すのか、子どもたちにどんなことを伝えたいのか、学級経営にもつながる難しさを感じました。教師が子どもたちに一年間を通してどんなことを伝えていきたいのか、そのためにどんな話をするのか、子どもたちは先生のことをよく見ているので、教師の話や振る舞いがいかに重要かを学びました。


三つ目は、授業についてです。実習では計10時間の授業をさせていただきました。自分が授業をしてみると、毎時間違う課題に直面し、もっとこうしなければいけないと改善点を見つけることができました。その中でも、重要だと感じたことは、指示を明確にすることと、子どもたち一人ひとりにあった学習の支援です。


指示を明確にすることについては、授業後の指導教諭との話の中で、私が指示を付け足していってしまっていることに気がつきました。その後は、指示で付け足したいことがあったときには全体にはっきりともう一度話をするようにしました。今なにをしたらいいのか分からないことは授業でもったいないことなので、これからも気をつけていきたいです。


もう一つ授業の中で困ったことは、早く終わってしまう子、時間いっぱい問題に取り組んでいる子など、個人の進み具合への対応です。当初、「先生できました」と言われて、早く終わってしまった子はどうするか決めていなかったために困ってしまったことがありました。早く終わってしまった子は、さらに問題にチャレンジさせたり、周りと交流して考えを深めたりして、その授業の時間で最大限の学びをするために教師はどのような準備や支援をしたらよいのかまで考えることの大切さを学びました。


4週間の小学校実習を通して、教師という職業のすばらしさや、やりがいを肌で感じることができました。4年生の教員採用試験に向けても、これから努力してきたいと思います。長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。(道下)