研究室日記

小学校教育実習から学んだこと(齋木)

公開日
2024/10/05
更新日
2024/10/05

学生の学び

  • 小学校_教育実習_での学び_(齋木).png

https://asp.schoolweb.ne.jp/2190001/blog_img/54185923?tm=20241005065435

 こんにちは!10期生の齋木です。今回は9月2日から9月27日までの4週間の教育実習を通して、学んだことを記事に書かせていただきます。


 私は4週間の実習で、児童との関わり方・授業技術の2点についてたくさん学ぶことができました。


 まず、児童との関わり方です。クラスには、一人一人様々な個性を持つ子が沢山います。そんな中で、先生方は、一人一人異なる対応をされていました。特に良く学べた点が、落ち着かない子の言葉がけについてです。授業中落ち着かずにしゃべってしまっていたり、授業中にも関わらず、クラスががやがやしている際に、「○○さんしゃべるのをやめなさい」や「○○さんすぐに座りなさい」などと強制させるのではなく、周りに静かに良い姿勢ができている子を見つけ、「○○さんいいね。」と褒めることで、真似するように促したり、より興味を持たせるような言動を教師が工夫し、授業などに向かわせるという方法を学ぶことができました。


 また、教室から出て行ってしまう子は放っておくのではなく、「○○さんどこ行くの?」と聞いてあげることも大事だと分かりました。私は、このような子に最初は,うまく関わることができませんでしたが、先生の助言を受け、最終的にはうまく関わることができました。このような経験を通して、一人一人に合った適切な対応をすることが教師として重要なことであることが分かりました。


 次に、授業技術についてです。私は、4週間たくさんの授業を観察させていただき、様々な授業技術を学ぶことができました。その中でも今後大切にしたい2点について書いていきます。


 まずは、児童との関わり方と絡んできますが、クラスがガヤガヤしている中、教師が話し始めるのではなく、静かになるまで待つということです。私は,授業実習でこれがいつも欠けてしまっていました。先生方の授業を見ると、クラスの皆が静かになるまでわざと黙ったり、指で数字を見せ「何本でしょう」と聞かせることで、静かにできていない子に聞くよう意識させられるという技です。


 また、静かになっていないまま授業をしてしまうと、教師が声を張り上げないといけなかったり、重要なことを聞くことができず、指示が通らないということも分かりました。今回の実習で、静かになるまで待つということが非常に大切であるということが分ったので、忘れず今後に生かしていきたいと思います。


 そして、もう一つ、授業技術として学んだことが導入の大切さです。導入は授業の最初であり良い導入でないと、児童たちの授業に対する意欲がなくなってしまうということを学びました。そのため、より児童たちの興味を持たせるように工夫することが大切であることが分かりました。また、復習では、あえて答えさせたいところを空欄にしておき、クイズ形式で行うことで、楽しく意欲的な導入になるということが分かりました。他にも4週間様々な授業を観察し、多くの授業技術を学ぶことができました。これらの授業技術を忘れず、今後に生かしていこうと思います。


 最後に4週間の教育実習を通して「明るく振る舞えた」という新たな自分。初日にできなかったことが何度も積み重なり、成長できたなどの実感があります。多くの先生方のおかげで成長させていただきました。また、さらに小学校の先生になろうという思いが強まりました。今回の貴重な経験をさせていただけたことに感謝し、今後の中学校の教育実習・教員採用試験・将来に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。(齋木)