1月22日稲沢市算数・数学教育研究会での学び(齋木)
- 公開日
- 2025/02/05
- 更新日
- 2025/02/05
学生の学び
こんにちは!10期生の齋木です。今回は、1月22日に開催された稲沢市算数・数学教育研究会冬季研修会での玉置先生による講演からの学びを記事として書かせていただきます。
今回は、自由進度学習、算数・数学の授業法の2点について特に学ぶことができました。まず、自由進度学習についてです。自由進度学習とは「振り返り」が重要であると分かりました。しかし、児童・生徒に「振り返りをしなさい」というだけでは、彼らは困ってしまいます。そのため、振り返りをする理由や教師が児童・生徒にどのような姿になってほしいか伝えることが大切であることが分かりました。このように毎回振り返りを行う際に伝えることで、授業中に「残り10分を使って自分のすべき問題を解きなさい」と伝えた際に、自然と動くようになるそうです。また、扱う教材として様々あります。まずは児童・生徒ら自身で考えさせ、考えても分からない場合は教師が助言するという役割があることが分かりました。そして、このような自由進度学習のキーワードは、田村学先生いわく「自己選択は自己責任につながる」とのことです。このような言葉は今後教育で必要なことだと思います。
次に、算数・数学の授業法についてです。先生の講演を聞いて、教科書の活用方法が授業づくりにおいて非常に大切であることが分かりました。例えば、教科書内には様々な登場人物がいます。彼らはただ書かれているのではなく、教科書側の意図があるということです。例えば、図形の問題です。求め方はいくらでもあります。しかし、教科書にいる登場人物らは、教室にいる児童とは違う考えを持ちます。そのため、彼らのつぶやきを取り上げることが大切です。また、教科書にはイラストなども工夫されているそうです。例えば、時計の問題で、教科書の児童のつぶやきと結びつくように色分けがされているのです。このように教科書には様々な工夫が凝らされています。教師はその工夫を生かすことが重要であると分かりました。また、板書では児童生徒が言った式を書くだけでは、授業内で学んだことが分りにくいため、式よりも考え方を板書するなど、板書する際も心に残るための工夫が必要であることが分かりました。このような多様な工夫を将来の授業に生かしていこうと思います。
現在、重要な「個別最適な学び」と「協働的な学び」。そして算数・数学の授業の在り方についてより知ることができました。今回学んだことは今後とても大切なことだと思います。しっかり頭に入れ、今後自分が授業をする際は、学び得た技法の一つでもできることから実践したいと思います。たくさんのことを学び得ることができました。このような貴重な機会を頂きありがとうございました。(齋木)