2月10日 名古屋市立大宝小学校での学び(尾崎・岡田)
- 公開日
- 2025/03/09
- 更新日
- 2025/03/09
学生の学び
こんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は2月10日に行われた、名古屋市立大宝小学校での学びについて記事にしていきます。
この日は5年生の体育(バスケットボール)の授業観察を行いました。この授業は主に2つのポイントに着目して観察をしました。1つ目が、「する、みる、知る、支える」の視点です。「する」は実際にやってみること、「みる」は自分以外の周りの子どものプレーや動きを見ること、「知る」はバスケットボールや試合においての知識的なことを知ること、「支える」は周囲の子どもが動いていけるように声をかけたり、助言や支援をすること。この4つに着目しました。これらに着目していくと、子どもたちの中で「みる」と「支える」が多いと感じました。自分のチームが休憩中の時は他のチームの試合を見て、自分のチームが試合をしている時はチームメイトのプレーを見る。これが当たり前に子どもだけで出来ていることは絶対に簡単なことではないし、日頃からいいご指導をされているんだと感じました。
また、上の「見る」に伴って、子どもたちは「支える」の視点も持っているんだと伝わってきました。他の子どものプレーを見たとき、見ただけでなく「こうした方がいいよ!」や「動いて!走って!」「あそこ空いているよ!」などの声が飛び交っていました。すごいのが自分のチームだけでなく、休憩中の子どもが他のチームにもこのような声掛けをしていることでした。子どもだけで考えてこのような行動を取っていることは子どもがすごく良く育っている大きな証拠だと感じました。
2つ目が自分の意見や考えを相手に伝えているかという視点でした。この授業は4.5人で1チームになって作戦を決めて試合をするという流れでした。自分は、特に作戦会議中に相手に意見を伝えているかに着目しました。見ていると今回の作戦を中心となって話す子どもがいて、それに呼応して作戦を考える流れでした。しかし、ただひとりの子どもが作戦を考えて決めるのではなく、「前回その作戦で失敗したから...」や「それは難しいと思う」など自分の意見や考えを共有する場面が多く見られました。作戦を率先して考える子ども、それに応じて自分の意見を発信し、さらに良い作戦にしようとする子ども、さらに練習中に作戦を意識するように声をかける子どもなど、主体性をもった子どもがとても多く見られました。作戦会議というある種の自己選択の場面を多く作り、小集団の中で意見を発信する訓練を日頃からしているからこそ、あのような子どもが多く見られるのだと感じました。今回の授業観察を通して、教師が子どもに選択、決定させる場面を作ること、集団の中で自分の意見や考えを話す場面を作ることの大切さを改めて感じました。今回の学びを自分はどのような場面で使えるのか、自分なりに使うにはどのような工夫が必要なのかなどを考え、今後に生かしていきます!(尾崎)
こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は2月10日に訪問させていただいた名古屋市立大宝小学校での学びについて記事にしていきます。
・振り返りを行う理由とタイミング
この授業では授業の初めに振り返りを全体共有し、授業の終わりには振り返りを書かせていました。私が観ていたグループは、前時の振り返りに書いてあった「パスカットされないようにする」という課題を本時の課題としていました。そこから、どのようなパスをすればパスカットされないのかを話し合い、そのパスをするにはどのような練習をすれば良いかを考えていました。授業の終わりの振り返りには実際に試合をする中で見つけた課題を書いていました。その他に、授業の途中の作戦会議の時間にも振り返りを行っていました。このように、振り返りは自ら課題を見つけて、解決していく、そしてまた新しい課題を見つけるというサイクルを作り、子どもの主体性を育てていくためにとても重要であると学びました。授業を見せて頂いて、振り返りを行うことの良さや振り返りは授業の終始だけで行うものでは無いことなど様々なことを学びました。この学びは必ず将来に活かします。名古屋市立大宝小学校の先生方、玉置先生貴重な学びの場をありがとうございました。(岡田)