i-モラル日記

「愛知情報モラル対応講座2」参加者の声<4>【名古屋会場】

公開日
2009/12/21
更新日
2009/12/18

県教委

 12月13日(日)の名古屋会場では、6名の学生さんと1名の大学の先生をはじめ、一般の方11名、学校の先生7名、行政の方5名、合計30名のご参加をいただきました。
 ワークショップでは、全グループに学生さんが入り若者の生の声を聞かせてくれました。

○まだまだインターネットを通して学生が何をやっているのか知らない人が多いと思いました。学生の立場では「普通」だと思っていることでも、驚いている方々を見ると、「普通」になってしまっている自分たちが変なのかもしれないと感じてしまいました。このような講座に、また参加したいです。【学生】

○私たちは安易にネット上に個人情報を乗せてはいけないのだと再確認できました。ブログで写真を載せることが危険だとは思っておらず、自分もやっていました。第三者に悪用されることがあるのですね。そんな危険があるとは思いもしませんでした。危険な目にあう前にやめます。
 高校生が自分の下着姿や裸を簡単にネットに載せているということは衝撃的でした。意識(モラル)が低くなっているのだなと改めて感じました。【学生】

○私は中3で携帯を持ち始めた。ワークショップでは周りは大人ばかりだったけれど、考えが固いなあと思った。中3になってもケータイを与えないのは今の時代子どもがかわいそう。メールやネットの使い方が心配だからというのはわかるけど、子どもにしてみればメールができなくて仲間外れになることが一番怖い。親ももっと子どもを信頼してケータイぐらい与えればいいと思った。そこで変なサイトを見たり、悪い子になってしまったりするのは、子ども自身の判断によるものだし、正しい判断ができるかどうかは今までの親の教育によるものだ。
 今はまだ子ども時代に携帯を持ったことのない人が親になっているけれど、これからは子どものころから携帯を持っていた人が親になる。事件はどんどん増えていくと思う。
 大人が知っていること以上に子どもは色々なサイト、携帯について知っているので、大人はもっと知るべき。携帯は決して危ないものではないと思う。【学生】


○具体的な指導方法を教えてほしい。「ネットに悪口を書かない」etc. 子どもに「言うこと」はできるが、子どもに本当に伝わる方法や体得できる方法は何なのかを教えてほしい。何か道具を使って教えたらよいのか、こういう言い方をするとより身近に感じるなど具体的な指導の仕方を教えていただけると助かります。【保護者】


○我が校では、県警によるケータイネットによる犯罪について中学1年生対象に授業を行いました。12月の三者懇談会で「冬休みの生活」にケータイについて親への呼びかけも書きました。ドコモからDVDを送ってもらって、各クラス道徳の授業をするよう職員に呼びかけました。これを引き続きやっていくことが大切だと思うが、来年度は「親」向けにやる必要性を感じています。【教師】


○サイトに簡単に入れることや、こんなに多くの子どもが自分のことを安易に投稿していることに驚きました。自分の子どもがそんなことをしているなどと、親は知らないのではないかと思います。自分の子どもが何をしているのか、親ならきちんと子どもを理解し把握できるようにしなくては。日頃(幼い頃)から親子関係(話し合い)ができていることが大切だと感じます。
 学校にお任せではだめなのですが、親が知っておいた方がよいことは、学校で子どもと親が一緒に考える場が設定されるといいなと思いました。
この講座に参加して、知り得たことを周りのまだ知らない人たちに伝えていきたいと思います。【相談員】