2024年1月大和南小算数
- 公開日
- 2024/01/22
- 更新日
- 2024/01/22
授業事例
2024年1月19日、大和南小学校3年生の算数の授業を参観・助言しました。
この日の授業はわくわく算数ひろば第2時でした。問題文にある情報を読み取り、数量関係を理解し、問題を解くものです。問題場面が時間・時刻に関するものであり、3年生ではまだまだ理解の難しい内容でした。
今回の授業では問題文を読み取り、見通しをもつ場面で、児童が前の発言者の発言内容に補足したり、修正したりして意見を繋ぐことがよくできいました。話し合いは、児童の相互指名で話し合いが進み、教師は「他にありますか」「もっと詳しくできませんか」などいう必要がありませんでした。
また、グループ学習では、1学期にみた際に、発言の少なかった児童が積極的にグループや全体の場で挙手をして発言する姿がありました。
また、1学期は自分中心に話し合いを進めていた児童が「先に〇さんが話して…」「〇さんは〜までわかったんだね。次に僕が話すね」「〇さんはどこまでわかったのか教えて」という関わり方できるようになっていました。
グループのメンバーの意見をまず聴いて、その内容に応じて自分の意見を伝えるという「聴き合う」グループ学習が定着していました。
授業の最後に、私が児童に向かって「今日は〇先生が話さなくても君たちが意見を繋いで話し合いをしたね」と言うと、児童は〇先生にむかって拍手をしていました。
この学級ではどのような授業を目指すのかを、児童と教師が共有しており、その目標達成に向かって児童と教師が共に頑張っていることが伝わってきました。