大府小1年 繰り下がりのあるひき算(減々法)
- 公開日
- 2019/12/20
- 更新日
- 2019/12/20
授業事例
写真は、11月、大府小学校1年生算数「繰り下がりのあるひき算(減々法」の授業の様子です。
この日の学習は、13−4について、減加法に加えて、減々法の仕方に気付き、その方法を理解する内容です。子どもはそれまでの学習で、減加法(10のまとまりから引く方法)に慣れていますので、13−4を減々法(4を3と1にわけ、13から3をひき、10から1ひく)で計算する必要感がありません。
そこで、福地先生は、減々法の仕方に気付かせるために、「4を□と△にわけて、13から□をひいて〇。〇から△をひいて13になる」という文章を提示して、□や△に何が当てはまるかを子どもたちに考えさせ、ペアで相談させる方法を用いました。
すると、ほとんどのペアが話し合い、適切な数をあてはめ、説明することができました。全体での話し合いでは、数図ブロックを使って、ペアになって説明することができました。
全体の話し合いの場で、子どもから、「(減加法も減々法)どちらも10のまとまりをつくっています」と統合的に考える意見がだされました。また、「(減加法は)ひく・たす方法でやるけれど、(減々法)ひく・ひく方法になります。だから、13−3−1となります」という意見がだされ、その意見を聞いていた子どもたちから「おおー」という歓声があがりました。
ペア対話は全体での意見交流という学び合いを通して、1年生でも計算の概念を深く伸ばすことができると感じました。