2025年1月23日鳴海小5年算数
- 公開日
- 2025/01/25
- 更新日
- 2025/01/25
授業事例
2025年1月23日、鳴海小学校5年算数「人文字」の授業を参観・助言しました。授業後には、5年生の授業を題材に校内研修会が開催されました。
同校では、個別最適な学びと協働的な学びのコラボレーションを目指した授業づくりに取り組んでいます。仲間と共に学び合うことで自分を伸ばす場と(協働的な学び)、自分のペースや自分の学習方法で自分自身と向き合い自分を伸ばす場(個別最適)の双方を児童に与えるように授業研究に取り組んでいます。今回の研究授業では協働的な学び(グループ学習)がメインでした
同学級には9月、11月と授業参観・助言をしてきています。授業者は児童に協同の意識づけ、人間関係や対話、話し合いの進め方のスキル指導、継続したグループ学習の実践に取り組んできました。
この日の授業では、グループ学習において今までの指導の効果がよく見られました。
メンバーの状況(わからない、つまずき)を把握し、まず相手の考え(どう考えたか、どこがわからなかったのか)を聴く姿がありました。話せるまで待つ姿、肯定的・受容的な受け止めが自然に発揮されており、児童は安心して自分の考えを伝えていました。「心から聴く」姿と、「メンバー全員の進歩を目指す」姿がグループにありました。
また、グループ学習では誤答がメンバーから出されましたが、どこを間違えているのかをみんなで話し合うことで、正しい考え方を深く理解することに繋がっていました。
また、全体交流でも人文字0に並ぶ人の人数を間違えた意見がだされましたが、その意見のどこが間違いであるのか修正意見がだされたことで、児童の理解が深まっていました。
今回の授業は、同校にとって仲間(グループの仲間、学級の仲間)と共に学び合う授業のモデルとなりました。