第3回 例会 (詳細・1)
- 公開日
- 2016/09/08
- 更新日
- 2016/09/08
活動記録
8月27日(土)開催の「第3回例会」の詳細です。
【議 題】
1.自己紹介(前回欠席者)2.模擬授業(玉置ゼミ生)
2.模擬授業(玉置ゼミ生)
3.アドバイスツールを使った授業改善提案
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマ別グループによる話し合い
5.今後の予定
☆暑気払いの会
**********
議題2.模擬授業(玉置ゼミ生)
道徳「言葉の向こうに」中2
<あらすじ>
ヨーロッパのサッカーチームのファンの女の子が主人公。
ネットで試合の情報を見たり、ファンサイトでの交流をしている。
学校では話題の合う友達が少なく、ネット上のファンとの交流がとても楽しい。
ある日、ファンサイトに好きな選手への批判的なコメントを見つけ、腹が立ち、サイト内で中傷の応酬となってしまう。
腹立たしい思いでいたところ、「挑発に乗って中傷し合わないで」と中傷合戦を止めようとするコメントがあり、主人公は自分が責められているように感じ、ひどく落ち込んだ。
しかし「言葉の向こうにある顔を思い浮かべてみて」とのコメントに、自分が字面だけにとらわれて、相手のことを考えたコミュニケーションが取れていなかったことに気付く。
<授業の様子>
模擬授業者は、玉置ゼミ生の中田昂樹くんでした。
授業者は例会当日の午前中に、ゼミ生の中からじゃんけんで決まったそうです。
その後すぐに、玉置先生から教材が提示され、みんなで教材研究をしたそうです。
時間のない中で最高にプレッシャーのかかる経験をしたでしょうが、授業が始まるとそんな素振りも見せず、堂々と進める姿がとても頼もしかったです。
生徒役には資料は渡さずに、授業者が朗読しながら、授業が進みました。
登場人物の状況がわかるように、随時説明を加えながら、生徒役への問いかけをして概要をつかませていました。
主発問は、物語の最後の部分で主人公がひどく落ち込んだが、サイト上でコメントのやり取りをしているうちにあることに気付き、明るい声で「すごいこと発見しちゃった」と母親に言う場面で、「主人公がどんな気持ちになったのか」「何を発見したのか」という問いを投げかけました。
グループでの交流を経て、代表者に発表させて、全体で共有することができました。
生徒役はゼミ生の皆さんなど学生さんが務めてくれました。
幾人かが自分たちで考えて、少し気になる子ども(落ち着きがない、こだわりが強い、発表ができないなど)になりきって授業に参加してくれたおかげで、より実際の授業に近い状態で模擬授業を行うことができました。
そのような子どもたちへの対応も自然にできていた授業者の力量が、高く評価された模擬授業となりました。
授業者、生徒役の皆さん、ありがとうございました。