研究会日記

【フォーラム2018】第2部・模擬授業Aと授業検討

公開日
2018/03/07
更新日
2018/03/07

活動記録

第2部 「楽しく、手軽に授業改善しよう」

第2部では、3本の模擬授業と授業検討の様子をご覧いただきました。

授業改善のためには、授業者の年代や力量に合わせたアドバイスが必要ですし、授業検討は具体的な子どもたちの姿をもとに行われるとよいでしょう。

そのような授業検討にするために、私たち「愛される学校づくり研究会」で開発した「授業アドバイスツール」を使った授業検討や、「3+1授業検討法」を用いた授業検討を提案し、実際に会場の皆さんにも体験していただきました。

教員の発問や指示、子どもたちの姿など、事実に基づいた授業検討では、検討者の意見が空中戦になりにくく、より具体的な改善案へとつながります。

体験していただいたことで、その良さを実感していただけたことと思います。

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模擬授業A:小5 社会
授業者:岐阜聖徳学園大学 玉置ゼミ 寺坂友希さん


4月から教壇に立つ学生さんとは思えない、とても堂々とした授業で、会場からは感嘆の声が上がるほどでした。

資料を効果的に使い、子ども役が思わず話し合いたくなるような授業展開で、見ている側も引き込まれました。

ICTを使った調べ学習を取り入れるなど、すぐに授業で取り組める内容になっており、観客の皆さんにも大いに参考になる授業でした。

他のゼミ生にも協力してもらい、何度も何度も練習して本番に臨んだそうです。

大変なプレッシャーの中での授業でしたが、立派に大役を果たしてくれた寺坂さんに拍手を送りたいと思います。
ありがとうございました。


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授業検討:授業アドバイスツール「アドバンスモード」

授業検討は、若手の授業者への授業づくりや授業技術などのアドバイスを行うという観点で、立場の違う3人の検討者が行いました。


・同僚的立場から

寺坂さんの先輩である玉置ゼミ1期生で、今年度初任者として小学校に勤務している佐藤広樹先生から、いくつかの授業場面を提示して、良かった点や工夫が感じられた点などの評価をしてもらいました。
机間指導のうまさを見逃さず評価し、授業者も気づかなかった自分の良さを再確認できたことと思います。


・管理職的立場から

小学校で校務主任をされている古田弘樹先生から、アドバイスをいただきました。
古田先生も、寺坂さんのあまりの落ち着きぶりに驚嘆されていましたが、良かった点をしっかり価値づけしてくださいました。
教師の発問で、子ども役の様子が変わった場面などを評価され、発問の大切さに気付いたことと思います。


・指導員的立場から

実際に小学校などで教員の指導をされている神戸和敏先生から、アドバイスをいただきました。
教材研究の大切さや細かな授業技術など、具体的ですぐに役立つアドバイスをされました。
授業者が迷っていることや困っていることなどにも明確に答えていただける指導に、安心して指導を仰げたことと思います。

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