研究会日記

【フォーラム2018】第2部・模擬授業Cと授業検討

公開日
2018/03/07
更新日
2018/03/07

活動記録

模擬授業C:小3 理科
授業者:野木森 広先生

野木森先生の模擬授業では、磁石の特性について、既習事項を用いてそれらを応用しながら調べ、どういうことが言えるのかを説明できるようにする、という発展的な授業をされました。

子ども役の皆さんが、とにかく楽しそうに実験を繰り返していた様子が印象的でした。

子どもは実験が大好きですが、ただ実験するだけでなく、どんな実験をすればいいのかを自分たちで考えるような仕掛けがされており、野木森先生の考え抜かれた発問のすごさに感嘆しました。

「どういうことが言えるのか」を説明しなければならない、という課題に対して、子ども役からさまざまな実験の方法が生み出されていたのです。

指示されたことだけでなく、自分たちで考え、工夫することができる授業になっていたので、子ども役もどんどん引き込まれていったのだと思います。

模擬授業Bの和田先生と同様に、子どもたちに望む姿が明確になっており、そのための教材研究がしっかりなされていることが伝わるすばらしい模擬授業でした。


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授業検討:3+1授業検討法

この模擬授業の検討では、「3+1授業検討法」を使って、会場の皆さんにも話し合いをしていただきました。愛される学校づくり研究会会員が会場に散らばり、グループの話し合いに参加しました。

良かった点3つ、改善したら良い点1つを各自で考え、それをグループで出し合い、検討します。

模擬授業がすばらしかったので、良かった点がたくさん出ましたが、「なぜ良かったのか」という視点も合わせて出し合えば、若手を含めて多くの人に「良い授業とはどんなことに気をつければいいのか」という視点が生まれます。

こうしたプラスの視点がたくさん生み出される授業検討が、これからの学校現場では必要なのではないかと感じました。

できないことをできるようにする、というマイナスを減らす考え方も大切ですが、今できている良い点をさらに伸ばす、というプラスを増やしていく考え方も持っていただけるといいですね。

授業者のプラス面を、他の教員にも広げていける授業検討会となるように願っています。

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