研究会日記

【フォーラム2018】第1部・テーマ3

公開日
2018/03/07
更新日
2018/03/07

活動記録

テーマ3:学校と保護者・地域連携と新学習指導要領

これまでも、学校と地域連携についてはその重要性が認識されており、すでに多くの学校が取り組んでいることです。

新学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」として、学校と地域が、教育の目標やそれぞれが持つ願い(ねらい)を共有し、連携・協働して教育課程を実現することが示されました。


すべての学校のコミュニティスクール化を目指し、学校運営協議会の設置が努力義務となりました。

新学習指導要領で示された「社会に開かれた教育課程」の実現のために、国はコミュニティスクール化を進めて連携や協働を加速させたいと考えています。


しかし現場の学校では、「これまでにやってきた地域連携とどう違うの?」という戸惑いの声が聞かれます。

そこでテーマ3では、各学校でこれまでに取り組んできたさまざまな地域連携や協働の活動を、「社会に開かれた教育課程」のねらいと関連付けて見直し、実現するための具体的な手立ての提案をしました。


私たちが考えたのは、「社会に開かれた教育課程」の実現のためには、学校と保護者や地域が、それぞれの願いやねらいを伝えあい、共有することが大切だということです。

そのために学校が地域向けに「学校説明会」を開催する、というシチュエーションを作り、そこで説明のために提示する資料を作成し、実際の「模擬・学校説明会」を劇でお見せしました。


「模擬・学校説明会」では、専門家による講演で、新学習指導要領で求められている「社会に開かれた教育課程」とはどういうことなのか、という概要をお知らせし、次に学園長から学校の願いやねらいについて説明をしました。

さらに小学部、中学部から、具体的な活動についての学校の願いやねらいを説明し、地域の人からの質疑応答に答える形で、お互いの思いの共有を図りました。


これまでは前年踏襲で「今年度もお願いします」という程度で進めてきた活動を、「子どもたちにどのような力をつけたいのか」「子どもたちのために何ができるのか」「未来のまちづくりのために」といった視点を持って見直し、学校と保護者・地域が一緒に考え、思いを共有することが今後は必要となってきます。

テーマ3の具体的な提案を、「何から手を付けたらいいのか…」と戸惑っている多くの学校で活用していただけるといいですね。

ダウンロードできる資料は、地域連携行事を説明するときに活用できるプレゼン資料です。ご活用ください。

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