研究会日記

【フォーラム2017】午前の部・テーマ4

公開日
2017/02/28
更新日
2017/02/28

活動記録

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テーマ4:地域連携

「地域連携」は以前から言われていることで、何を今さら…と思われる方もいらっしゃるでしょう。
うちはもう地域と連携しているから大丈夫、という学校もたくさんあるでしょうね。

しかし、文科省は「コミュニティ・スクール化」の推進に、本格的に力を入れてきています。
これまでの地域連携から一歩進めた「コミュニティ・スクール」にするためには高いハードルがある、と感じられている学校が、実は多いようです。

大テーマである「カリキュラム・マネジメント」の中心となるのは「社会に開かれた教育課程の実現」です。
そこには当然、保護者や地域など、学校を取り囲む社会への働きかけ、協働が必要になってきます。
そこでこの「協働」の体制づくりのプロセスを提案しようと考えました。

地域連携を進めようと、地域から人を集めて話し合おうとしても、参加者の意識が揃わずに「沈黙の会議」になってしまったり、逆にそれぞれが言いたいことを言い「収拾のつかない会議」になってしまうこともよくあります。

そこで私たちは、体制(組織)を作るための「熟議の場」(ワークショップ)をマネジメントできないかと考え、ワークショップで活用できるワークシートを開発しました。

このワークシートは「レベル1・2・3」と3段階になっていて、階段を上るように「熟議の場」を作っていこうという流れになっています。

フォーラムでは、実際にこのワークシートを使ったワークショップを劇化してお見せすることになりました。

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・レベル1
レベル1では、「協働のためのはじめの一歩」として、参加者の関係づくりから始めます。
会議に参加するのは、さまざまな組織に属する人ですから、まずはお互いを知ることから始めて、学校が目指している教育についての理解を深めます。

・レベル2
レベル2では、「協働のイメージを作ろう」ということで、学校が抱えている課題を共有し、みんなで協働できることはどんなことだろうかと考えます。

・レベル3
レベル3では、「協働できることを絞り込もう」として、前回までにみんなで考えた協働できそうなことの中から、具体的な活動を検討します。


フォーラムでは、ファシリテーター役が、参加者の発言を促したり、つなげたり、まとめたりする様子を見ていただきました。

劇の中ででてきた活動のアイデアは、実は会員の勤務校で実際に行われたものばかりなのです。

時間の都合で数を絞りましたが、それでも多くの活動を紹介しました。

会場の皆さんには「協働できることはたくさんあるんだな。うちの学校でもできそうだな」と参考にしていただけるものが、きっとあったことでしょう。