第3回 例会(2)
- 公開日
- 2017/09/01
- 更新日
- 2017/09/01
活動記録
8月26日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第3回例会」の記録です。
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議題4.研究協議
今回の模擬授業の検討は「授業アドバイスツール」を使って行いました。
検討の観点は、新学習指導要領のキーワードである「主体的・対話的で深い学び」が授業の中で見られたかどうか、ということにしました。
そのため「授業アドバイスツール」に「主体的」「対話的」「深い学び」の3つのボタンを作って、会員の代表者に授業観察をしていただきました。
最後に、山田貞二先生と和田裕枝先生から講評をいただき、道徳授業での考え方についても教えていただきました。
<主体的>
子ども役が、授業者の発問について考えている様子が見られた場面で、「主体的」ボタンが多く押されていました。
また、発表している場面や、ペアで話し合っている場面でもボタンが押されており、観察者の中でも「主体的」のとらえ方が様々にあることがわかりました。
<対話的>
子ども役が話し合っている場面では、言うまでもなく「対話的」ボタンが多く押されていました。
また、子ども役が対話に入る前の教師の働きかけの場面でも「対話的」ボタンが押されていました。「対話的」になる前の指導の大切さがクローズアップされました。
それ以外でも、人の意見を聞いている側も「対話的」である、という指摘をされた観察者もいました。
対話とは、話すだけでなく聞くことも含まれる、という考え方もあることがわかりました。
<深い学び>
後半で「ゆさぶり」発問を出した場面で、「深い学び」ボタンが多く押されていました。
一度は納得したことも、「ほんとにそうなの?」「なぜそうなの?」とゆさぶられると、改めて考えさせられます。
その体験で、子ども役の考えが一段深まるだろう、ということがわかりました。
<講評>
・「自我関与」として自分だったら、と考えることも重要。その上で登場人物の心情を考えさせること。
・自分とのズレを認識することで、多面的、多角的な物の見方ができるようになる。
・「価値観」の多様性を実感させるためには板書するなど、「見える化」した方がよい。
・「深い学び」につなげるためには、条件を付けすぎないことが大切。
・条件がある方が考えやすいが、条件に縛られると考えが広がらない。
・無理やり押しつけない。許容することで、答えの多様化につながる。
授業検討者の皆さん、講評をくださった先生方、ありがとうございました。