【番外編】 第7回 教育と笑いの会 (2)
- 公開日
- 2017/12/12
- 更新日
- 2017/12/12
活動記録
第2部
●愛狂亭三楽の「落語と講談の楽しみ方」
皆さまご存じの愛狂亭三楽が、落語と講談の楽しみ方と題して、露払いの一席を担当しました。経験談でたっぷりの笑いを取り、会場を温めてくれました。
●プロの落語を楽しむ・桂雀太
昨年「NHK新人落語大賞」を受賞された桂雀太さん。今年はとてもお忙しい日々をお過ごしのようです。
「教育と笑いの会」にはレギュラー登壇されていて、ご本人も「専属芸人」を自認されています。
演目は「胴乱の幸助」。長い話のショートバージョンでしたが、上手くオチがつき、会場も大爆笑でした。
●プロの講談を楽しむ・旭堂南海
講談を聴いたことがある、という方は少ないでしょう。史実に基づいた物語を語って聞かせるのが講談です。小牧の中学校に11年にわたりお呼びして、社会のコラボ授業を担当していただいている旭堂南海さんの本格上方講談を堪能しました。
演目は「山内一豊と千代」。夫婦愛を描いた物語は笑いの中に、ホロリとさせられる素敵なお話でした。
**********
第3部
●ワークショップ「講談の嘘を発見」
旭堂南海さんに、「嘘」が混じった講談をしていただき、観客がその嘘を見破る、というワークショップでした。
地元ゆかりの武将(織田信長、木下藤吉郎、斎藤道三など)が登場する物語ですが、どこに嘘が紛れ込んでいるのかさっぱりわからないほど巧妙に作られた内容で、観客は完敗でした。
こんなに楽しく、真剣に取り組める社会の授業を受けられる小牧市の中学生は幸せだなぁと思いました。
●パネルディスカッション「笑いを教育に生かす」
玉置会長を進行役に、野口先生、志水先生、大西先生、池田先生、南海さん、雀太さんの6名がパネリストとなり、「笑いを教育に生かす」にはどんなことが必要なのかを探るシンポジウムとなりました。
南海さんや雀太さんは、「話芸にはリズムが必要で、それはとにかく練習するしかない」とおっしゃいました。お二人は声を操るプロなので、それはそれは厳しい練習を積み重ねてきたことだろうと思います。
その言葉を受けて教師陣からも、「教師も練習は必要だと思う」という意見が出ました。ベテランの先生方も若いころは自分の授業を録音して何度も聞いて、ダメなところを何度も練習したとおっしゃっていました。録音するなどして、客観的に自分の声やテンポ、リズムを知ることが大切なのだなと思いました。
とても味わい深いシンポジウムとなりました。
登壇された皆さま、ありがとうございました。