第4回教師力アップセミナー(野口芳宏先生)での学び(古賀、森山、池田)
- 公開日
- 2024/12/07
- 更新日
- 2024/12/07
学生の学び
「自分を変える」
こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。今回は野口芳宏先生にご講演をいただきました。書くことを中心に多くのことを学びました。心に響く言葉から、人格や見識をさらに磨いていこうと思いました。
自分の考えをノートに〇や×で書かせることは、子どもが思考するようになり、他人に見られることが少ないため、自分に正直になれる。これが「分からなさの自覚」につながり、子ども自身ができるようになりたいと思えるようになる。また、「できることより変わること」とおっしゃっていたように、子どもの成長したこと、変わろうとする姿勢を褒めたいと思います。
子どもの書く力を育てるために、「日直作文」をすることも学びました。日直作文を発表する際に、級友から誤字脱字の指摘があったり、作ってきた文に対する期待に応えようと文法を工夫したり、強弱や間など読み方にも工夫していくため、様々な力がつく。作文学習において取材指導を行ったり、「多作 楽作 基礎基本」を意識して、先生の悪いところのような子どもたちが楽しんで取り組めるお題を設定するなどして、作文を書けたという体験を多くさせて苦手意識を減らしていきたいです。
今回の講演で一番心に残っている言葉が「他者改善より自己改善」です。これまで、口では、豊かな人間性を磨くといいながら、子どもの育ってほしい姿ばかり考え学んできました。振り返ると、大学4年間で多くのことを学んできたが、苦手なこと、面倒なことからは避けてきた。変わったこともあるが、人の本質はあまり変わっていないなと感じました。「研究」ももちろん大事だが、人格を高める「修養」をしていきます。野口先生がおっしゃっていた「までの努力よりからの努力」を胸に自己改善していきます。野口先生、運営委員の皆さん、今回も素敵な学びの場をありがとうございました。(古賀)
「信じ敬され慕われる教師」
こんにちは!10期生の森山です。今回は、第4回教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきます。私は大学の授業が午前中にあったため、午後からの参加になってしまいましたがとても貴重な時間を過ごすことができました。沢山の学びがありましたが、その中でも特に教育の成立条件が心に残っています。教育が成立する条件は3つあります。
1つ目は「信」です。絶大な信頼を得ていても1つの失敗で信用は消えてしまいます。不信感を持っている人に対して人は耳を傾けることはありません。子どもや保護者の方から、あの先生の言うことは絶対に正しいと思われることが大切です。そのためにまずは自分自身が相手を信じ、子どもや保護者の方から信じられるようにしていくことが大切だと学びました。
2つ目は「敬」です。これは尊敬されるということです。尊敬の反対は軽蔑であり、子どもから軽蔑されるようでは教育は成立しません。あの先生のようになりたいと子どもから憧れられるような人間性や学力を磨いていきたいと思いました。
3つ目は「慕」です。これは慕われるということです。野口先生は、「慕われる教師とは別れてもすぐに会いたくなる先生」と仰っていました。私も、またすぐ会いたいなと思う先生方がいらっしゃいます。将来教師となり、慕われるようになりたいと思いました。
今回のご講演ではこのように、「信じ敬され慕われる」と教育は成立することを学ぶことができました。現在、中学校教育実習の真っ只中です。まずは自分自身が生徒を信じ、尊敬されるような人間性を磨き、教育実習が終わる日に「またすぐ会いたい」と生徒から思ってもらえるように頑張りたいと思います。
ご講演だけでなく、夜には懇親会があり野口先生からサインをいただきました。野口先生のご講演や野口先生と直接お話できたことは一生の宝物になると思います。このような機会を下さった玉置先生、ありがとうございました!そして野口先生、貴重な1日をありがとうございました!(森山)
「教育の成立条件」
こんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です!今回は教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。「教育の成立条件」について教えていただきました。
条件は3つあります。まず一つ目は信じ、信じられることです。100➖1は0 。私はこれを聞いた時、どういうことだろうと興味をもちました。野口先生はこの意味を、「絶大な信頼を得ていても、一つの失敗、嘘で信頼はゼロになる。」とおっしゃっていました。信頼関係を築き上げるのにはとても多くの時間がかかるけれど、崩れるのは一瞬だと思います。先月の小学校教育実習でも、児童生徒との信頼関係は学級経営や日々の授業でとても大切であると感じました。自分自身が児童生徒を信じ、信じてもらえるよう、信に足りる人でありたいと感じました。
二つ目は敬し、敬されると言うことです。児童生徒から「あの先生のようになりたい」と思ってもらうためには、人間性を磨いていく必要があると思いました。
三つ目は慕い、慕われるということです。慕われる教師は別れてもすぐにあいたくなる先生です。子供を可愛がり、温かさをもって関わることが大切で、小学校実習でも児童から慕われる先生は、児童との距離が近く、温かさをもっていたように思います。
セミナーの後は、懇親会にも参加させていただきました。私はその時に野口先生からいただいた言葉がとても心に残っています。私は人前でうまく話すことが苦手で、教師を目指す上でうまく話せるようになるにはどうしたら良いのか、野口先生に相談しました。すると「うまく話そうとするのではなく、一文一意を心がけるとよい」と教えていただきました。本を読んだり、人前で話し慣れるしかないかと思い、悩んでいた私の心が、ふっと軽くなり、日々の生活でも意識していこうと感じました。授業の関係で午後のみ参加でしたが、とても学びの多い時間でした。野口先生、たくさんの学びをありがとうございました。(池田)