研究室日記

1月22日稲沢市算数・数学教育研修会での学び(道下)

公開日
2025/01/29
更新日
2025/01/29

学生の学び

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 こんにちは!玉置ゼミ10期生の道下優希です。今回は、稲沢市算数・数学教育冬季研修会での学びを記事にします。


【「個別最適化された学び」と「個別最適な学び」】

 前者の主語は教師になりますが、後者は子ども自らが学習を調整するので子どもが主語になります。教師が指示をして学習に取り組ませることは簡単かもしれませんが、子どもたちが自分で考え選択をする機会を奪ってしまうことにもなり得ます。子どもたちはいつまでも指示をしてくれる大人と過ごすわけではなく、どんな社会になるか分からない、予測のできない社会を自分の力で生きていくことになります。教師になって出会う子どもたちが自立して明るい人生を生きていくために、子どもたちの未来を考えて関わる大切さを学びました。


【子どもへの価値づけについて】

 子どもがテストに向けて自分が苦手な科目の自主学習をしてきたとしたら、「自主学習をしてきてすごいね」と行動を誉めることはできても、具体的にどのようにすごいのかまで誉めることが毎回ではなくても大切だと学びました。「この学習をすることが自分に必要な学びだと思ったんだね。そんなふうに学習に取り組めることはすごいことなんだよ」と声をかけると子どもは自分がした行動について振り返ることができ、さらに具体的に褒められるとより嬉しくなると思いました。


【子どもに願いを伝える】

 教師が子どもと関わっていく中で「人の話を最後まで聞こう」と子どもに話しても、子どもはその背景にあるものを感じ取ることは難しいです。「人の話を目を見て頷いて聴くことのできる素敵な大人になろう」と教師の願いを話すと子どもにより伝わることを学びました。


 玉置先生、貴重なお話と学びの機会をありがとうございました。(道下)