一宮市教員センター自主研修会(算数、数学)
- 公開日
- 2023/10/24
- 更新日
- 2023/10/24
講演・講師等
2013年10月17日、20日に一宮市教育センター主催の自主研究会:算数、数学が開催され、講師を務めました。17日は算数、20日は数学でした。
自主研修会のテーマは「グループを活かした協同解決型の算数数学の授業」です。講師は今回で3回目となりました。今回は、これまでの講話内容に加え、参加された先生方がグループになり、協同解決型グループ学習を体験する実技を行いました。今回参加された先生方の中には研究主任、校務主任、教務主任、教頭先生、校長先生など校内研究推進のリーダーの方がいらっしゃり、意識の高さを感じました。
参加された先生方から寄せれた声の一部を紹介します。
これまで、授業の中で「隣同士での話し合い」は行ってきたが、「グループ学習」は、やりたいタイミングはあってもなかなか実施できずにいた。グループ学習により全員に深い学びをさせる自信がなかったからだ。しかし今回、対話によって全員の理解が深まるようなグループ活動の取り入れ方を、自分の担当しているクラスを想像しながら学ばせていただいた。早速できるところから取り入れていきたいと考えている。今回学んだグループ学習は、他人の話の聞き方や他の人への話の振り方など、今後子どもたちが社会に出たときに生かされるスキルを身に着けることができると感じた。まずは自分自身が実践していき、同僚にも方法を伝授していけたらよいと思う。
グループでの話し合いは正直、形式上のものになっていたので、今回のお話はとても参考になりました。「わからない子を大切にする」という思いを班員がもって臨むという意識は、学級経営に通じる部分があるので、若い先生に伝えていくべき内容だと思いました。
よく授業の中でグループ学習として「4人で話し合いなさい」と言ってしまうが、実際にはきちんと目的ややり方を子どもに理解させたうえでトレーニングをさせてやらなければ効果は薄いとずっと思っていました。今回の研修で言われた協同解決型の授業を理解し、子どもと一緒にトレーニングできたら話し合い活動だけでなく学級や授業の形態も大きく改善できる可能性があると感じました。少しでもヒントをいただけて、本当によかったです。ありがとうございました。