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学校日記

12月豊松小算数

公開日
2023/12/20
更新日
2023/12/20

授業事例

 12月1日、豊田市立豊松小学校2年生の算数の授業参観・助言と校内研修会の講師を務めました。

 授業は「三角形と四角形」第2時で、三角形と四角形の概念を正しく理解させることが授業のねらいでした。
 教師が三角形と四角形、似ているけれどそうでない図形を提示し、児童がそれらを定義に照らして三角形、四角形、そうでないものに分類し、分類した理由をグループ学習と全体交流で話し合う授業が計画されました。

 豊松小学校の2年生は5名であり、2名のペアと3名のグループに分かれ、話し合いがなされました。写真は3名のグループ学習の様子です。このグループは3名とも個人解決では正しく分類ができていませんでした。しかし、グループ学習では、互いの分類の仕方を交流することで、修正され、正しい分類を導くことができました。
「〇さんはどうして三角形じゃないと考えたの?」と聴く姿があり、その説明をふまえて「この図形は角がないから三角形と言えないね」と話し合う姿がありました。対話に依る相互作用の効果が発揮されたグループ学習でした。

 グループ学習を終えて、全体交流では、個人解決で間違えた児童が正しい根拠をあげて説明する姿があり、グループ学習の効果が発揮されていました。

 豊松小学校のように児童数が少ない学級では話し合い活動が停滞してしまうといった問題点が挙げられる場合があります。しかし、今回の授業のように、ペアやグループを編成し、意識やスキル、進め方が指導されることで、対話の機会が増え、対話による学習促進が図られます。