研究会日記

第3回 例会 (詳細・2)

公開日
2016/09/08
更新日
2016/09/08

活動記録

8月27日(土)開催の「第3回例会」の詳細です。

【議 題】
1.自己紹介(前回欠席者)2.模擬授業(玉置ゼミ生)
2.模擬授業(玉置ゼミ生)
3.アドバイスツールを使った授業改善提案
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマ別グループによる話し合い
5.今後の予定

☆暑気払いの会

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議題3.アドバイスツールを使った授業改善提案

提案者
松井大樹くん(玉置ゼミ生)・中川行弘先生・中林則孝先生・山田貞二先生

上記4名が「授業アドバイスツール」を持ち、模擬授業を参観しました。
各自10分の持ち時間で、「授業アドバイスツール」の記録をもとにそれぞれの視点で授業者へのアドバイスを行いました。
とても学生とは思えない水準の授業だったこともあり、4名のアドバイザーからのコメントや改善提案も高いレベルの内容となりました。


●同僚としてのアドバイス(松井くん)

子どもの様子を中心に、指示の出し方や作業のさせ方などについて、細かくアドバイスしていました。
子どもの表情などから授業者の動きが適切であったかどうか、という視点で授業を見ることは、子どもを学びの中心にとらえる観点からもとても大事な視点です。
学生ではありますが、そのような観点を持っていることを、会員の先生方も高く評価されていました。
またツールの使い方についても、とても初めて触ったとは思えない使いこなし方で感心しました。
簡単な操作で必要な情報がピックアップできる、とても優れものののツールだということがよくわかりました。


●教務主任としてのアドバイス(中川先生)

こちらも子どもの様子を中心に観察されていました。
少し気になる行動があった場面などを示して、授業者に気付いていたかを確認し、その行動の意味することや、こんな対応をすればいいんじゃないかなという具体的なアドバイスをされていました。
授業に集中できない子への対応に時間を取られすぎると、他の子どもへの配慮ができなくなりがちなことなど、常に全体への視点を持つことの大切さをアドバイスされました。


●初任者指導としてのアドバイス(中林先生)

同じように子どもの様子も見ておられましたが、主に授業の内容についてのアドバイスを中心にされました。
子どもたちがきちんと次の動作に移れたのかを確認することや、話し合わせる時間設定、机間指導の際に注意することなど、実際の授業で必要となる技術的な部分を丁寧に示してくださいました。
初任者に限らず、経験の浅い先生方には、とても役立つアドバイスでした。


●管理職としてのアドバイス(山田先生)

ここでは、これまでと少し視点が変わり、この教材を使ってどのようなことを子どもたちに考えさせたいのか、という「教材観」についてアドバイスをされました。
道徳なので、この授業の徳目はなにか、という観点を持つことの大切さを語られ、その徳目ではどのような思いや行動が求められるのかを教師がしっかり考えなければならない、ということをアドバイスされました。
今回の模擬授業は授業者が学生であり、教材研究が十分でなかったことは仕方のないことですが、こうした観点についてのアドバイスには、他の先生方も深く共感されていました。


それぞれの立場でのアドバイスは、授業者にとっても、参観者にとっても、とても有意義なものでした。
4名のアドバイザーの皆さん、ありがとうございました。

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