第2回 例会(1)
- 公開日
- 2017/07/02
- 更新日
- 2017/07/02
活動記録
6月24日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第2回例会」の記録です。
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【議事】
2.自己紹介
3.ミニ講演会・質疑・意見交流
4.グループ別協議
5.グループ別協議内容の報告・質疑
7.今後の予定
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議題3.ミニ講演会・質疑・意見交流
今年度の研究会では、新学習指導要領を理解すること、それを理解した上で、4つのテーマに分かれて、それぞれに深めていき、相手を意識して伝えるためにはどうしたらよいかを検討していきます。
先日文科省から解説が発表され、新学習指導要領のカタチが我々にも少しずつ見えてきました。
今回の例会では、「授業と学び研究所」に「次期学習指導要領のキーワードと全体像」についてミニ講演をお願いしました。
後藤フェローが作成してくださった資料をもとに、玉置フェローが講演をしてくださいました。
簡単にまとめを記録しておきます。
<キーワード>
・何ができるようになるか→予測不能な未来社会を生きる子どもたちに求められる資質・能力は何か?を考える。
・何を学ぶか→必要な資質・能力を身に付けるために、見方・考え方を学ぶ。
・どのように学ぶか→「主体的・対話的で深い学び」がキーワード。このような学びになるように、学習の過程を改善する必要がある。
これらの要素を盛り込んで、具体的にどんな戦略を立てていくのかを考えるのが「カリキュラムマネジメント」であり、このような学校教育活動を公開して、広く支援や協力を得ながら子どもたちを育てていこうという動きを「社会に開かれた教育課程」と呼ぶのだということがわかりました。
<構造化>
全体像を把握するために、4つの要素(なぜ、何のために、何をどのように、いつどこ誰)を軸に、「これまでの学習指導要領」⇔「次期学習指導要領」の違いを比較、解説していただきました。
これまでの学習指導要領では、時代の流れを見ながら、求められている力を子どもたちにつける目的が見て取れましたが、今回の新学習指導要領では、先を見通せない時代になっていることを踏まえて、これまで求められてきた力に加えて、それをより深く、継続して学ぶ意欲が持てる力を子どもたちに求めているように感じました。
さらに、新学習指導要領の4つの要素(予測可能な未来社会、子どもたちに求められる資質・能力、見方・考え方、カリキュラムマネジメント)の相関について解説していただき、各要素が独立したものということではなく、相互に関わり合いながら、子どもたちの学びを支えていく役割を果たしていることがわかりました。
<学びの地図>
次に、学習指導要領の総則に書かれている「学びの地図」を「旅行のガイドブック」にたとえて説明していただきました。
ガイドブックには、そのエリア内のさまざまなおすすめポイントが記載されています。
「学びの地図」も同様に、一枚の大きな地図上に、各教科の学習内容がカテゴリーごとに記載されているイメージだということがわかりました。
そして、その地図を作るのは、それぞれの学校なのですね。
学校により、この「学びの地図」は変わります。
それは、子どもの状態の違いや関わる大人たちによっても違ってきます。
ですから状況が変わるごとに、自校の子どもにとっての「最適ルート」を作り続けていかなくてはなりません。
子どもの現状をきちんと把握し、学校や保護者・地域の大人たちは何ができるのかを考え続ける必要があることがわかりました。
<総則との関連付け>
玉置フェローからは、総則の記述から、各グループ(A、B、C、D)に関連する部分を抜粋した資料をご提供いただきました。
それぞれのグループで、今後の提案内容の検討の参考にしていただけるものです。
貴重な資料をありがとうございました。