グループ相談・確認
- 公開日
- 2021/11/14
- 更新日
- 2021/11/14
一斉提示法のノウハウ
■■グループ相談・確認■■
全体交流の場面で,話し合いに“おいてきぼり”の児童生徒をつくらないために,状況に応じて,グループに戻して発言内容を確認させたり,話し合いをさせたりする(グループ相談・確認)ことが効果的です。グループ相談・確認は短い時間で行います。
<グループ相談・確認の方法>
・本時の学習のねらいに迫る発言ができたときや,理解の難しい発言ができときに発言内容をグループで確認させる。
例)「〇さんの言ったことをグループで確認してください」(1分間程度)
・考えを確認させたり,新たな考え方を引き出させたりしたいときにグループで相談させる。
例)「貼り出されたWBの共通点(相違点)をグループで話し合ってください」(3分間程度)
こうしたグループ相談・確認は,全体交流の場面以外に,問題を提示した場面,課題を理解する場面,見通しをもたせる場面でも状況に応じて行うと効果があります。
*詳細は「グループを生かした協同解決型の授業:算数・数学−理論と指導方法−」の第5部,第6部をお読みください。
写真は,中学校1年生で,全体交流の場面で理解の難しい意見がでたために,いったんグループに戻して,3分程度グループで発言内容を確認している様子です。