学校日記

0630 3年総合「観光大使活動」をより深く

公開日
2023/06/30
更新日
2023/06/30

お知らせ

 本日の3年生は総合的な学習で「観光大使活動」について話し合いをしました。

 観光大使活動とは、修学旅行で大都市を訪れた際に、町のよさをPRして旅行できてもらったり、インタビューで都会の人々の意識を調べ、町づくりに役立てようとする活動です。全道全国の学校で3年生の学習として行っています。

 今年の3年生は「利尻町が100年後も幸せな町であるために、みんなができることは?」として、より深く学習をしました。

 まずは、数字を学びました。
「1880」 これは、利尻町の令和5年(2023年)現在の人口。

「11234」これは68年前、昭和30年(1955年)の人口。(こんなに多く住んでいたんですね)

「415」これは約40年後、令和42年?(2060年)の予想人口。(3年生は52歳になったときの利尻町は今の半分以下!みんな驚いていました)

 次に人口が減る原因を学びました。
 1つ目は「自然減」という理由。生まれてくる赤ちゃんよりも亡くなる人の方が多いこと。2つ目は「社会減」の理由。引っ越してくる人よりも引っ越していく人の方が多くなること。

 どうして「自然減、社会減が起こるのか?」ここから3年生みんなで考えました。
 
 黒板に意見を書き、それぞれ説明しました。

 社会減は、利尻町に住みたくなるように何とかしようという意見。
(サツドラを2階建てにしてそこにイオンをよぶ、ゲーセンを作りたい!ワニワニパニックならぬウニの殻でウニウニパニック!なかなかおもしろいアイデアでした)
 
 自然減は、人手不足の子育て支援の部分。
 高齢者に保育所の先生になってもらう、そうしたら町から給料が支給されて、若い人は逆に国民年金を払わなくて良い等。小中の教員で、授業が入っていないときは保育所の手伝いに行く、みんなで協力する。(校長も手伝いに行きます!)

 最後に、利尻の魅力を発信する1つとして、観光を盛り上げるアイデアを出し合いました。
 別荘地で売り出す、ホームステイ・移住体験でよぶ(ツギノバを知ってますね!)、山の麓にコテージを作る、30階建てのマンションを建てる、ポン山までゴンドラで星空を見に行けるようにする、オタトマリ沼を使ったスケート場を作る、海の中に線路を作る(千と千尋の神隠しのように)、草間彌生の作品(水玉模様の)を海の近くに置く……。

 とても魅力的なアイデアが出ました。
 ふるさとに誇りを持ち、町のPRをしつつ、どうしたら人口減を防げるのか、未来を担う生徒達の意識が上がった学びでした。