学校日記

1205 12月全校朝会

公開日
2023/12/05
更新日
2023/12/05

お知らせ

 今日は12月全校朝会がありました。

 まず11月の生徒会テーマの反省がありました。
 テーマ「ランタナ(協力)」で、各種大会の活躍や子ども文化の盛り上がりで、協力により大きな力を発揮することができました。

 12月と1月のテーマです。「パンジー(思い出)」になりました。2023年があと26日、冬休みまではあと19日。全校生徒で思い出をたくさんつくって冬休みを迎えよう、というメッセージです。

 交通安全標語とバレーボール秋季定期戦の表彰も行いました。

 最後に教頭先生からお話しがありました。
 冒頭で「ケニアには動物園がありますか?」の質問。あると思う人、ないと思う人様々でした。
 画面には檻(おり)が映りました。あ〜あるのかと思ったら、実は「ない」。その檻は保護施設だそうです。何を保護するかというと、密漁によって親を殺された、等で単独では生きていけない動物を保護しているそうです。生きている象は牙のない象のみ。その当時は、45分に1頭のペースで密漁がされていたそうです。
 日本人学校の職場実習では、そのような保護施設にいるライオンに餌を与える仕事もあったそうです。

 ケニアでは何故(なぜ)動物の密漁が多いか。それは貧困者が生きていくため。象であれば象牙を売るために殺す。ライオンであれば毛皮を売るために殺す。そのお金はどこにいくか。マフィアに渡るそうです。そしてそのお金で人を殺すために使われる。そんな負の循環があることが分かりました。

 その負の循環を断ち切り、象牙に頼らない貿易をしていこうと、ケニア政府、NPOが立ち上がり、象牙の焼却処分が開始されました。ナイロビ国定公園には、その灰が集まっている場所があります。公園のお砂場のように見えるのが、実は8000頭分の象牙の灰ということも分かりました。その活動を支援している日本人がいて、絵本も紹介されました。

 最後に、ジョン・レノンの「Happy Christmas (War is over)」が流れました。

 So this is Christmas. (今日はクリスマス)
 And what have you done.(何をした1年だった?)
another year over.   (今年もまた過ぎ去って)
And new one just begun.(新しい年が始まる)

 最後に教頭先生のメッセージが紹介されました。
「クリスマス、人に優しくなる日でもあるけど、動物たちにも(それを)考えてみよう」

 とてもいいメッセージでした。
 
 12月は忙しい。だからこそ大事な思い出を大切に、人にも動物たちにも優しくすごしていきましょう。