学校日記

1215 1年音楽「ケニアの暮らしと文化」

公開日
2023/12/19
更新日
2023/12/19

お知らせ

音楽担当のT先生のレポートです。

 12月18日(月)5時間目の1年生の音楽は、「ケニアの暮らしと文化」
教頭先生が授業をしてくださいました。

 これまで、ジャンボ・ブワナというケニアの歌を歌ってきましたが、今回は実際にケニアに住んだことのある先生の話を通し、ニュースやインターネットの情報では届かない、本物のケニアについて知る機会になりました。

 はじめに、教頭先生が見せてくれたものは、2010年の南アフリカ大会で、一気に日本でも知れわたった楽器「ブブセラ」。なかなか簡単には鳴らせないようですが、一度聞くと大きな音で耳に残ります。
 つぎに、ジャンボ・ブワナに教頭先生のカホンの映像を見ながら、ジャンボブワナに自由な表現でリズムをたたくことになりました。

 ケニアの話では、町のスーパーマーケットや市場の様子、またスラムの話もされました。鶏を生きたまま捕まえている様子も衝撃的で、一つひとつの写真に対し、会話しながら真剣に学んでいました。クイズ形式で、食べ物「ウガリ」のクイズや、実際におこったことも紹介され、楽しい会となりました。

 生徒たちにとって意外だったことは、「ケニアの人たちが子どもを大切にしている」ということです。報道で流される途上国やアフリカのイメージとは、違っているのでしょう。利尻島の子どもたちと同じように、未来を創る子どもたちは、どこの国の社会にとっても宝物なのですね。

 いろいろな国の音楽や、音楽を通しその国の生活や文化を知ることで、豊かな情操を養うことにつながっていきます。
 引き続き音楽科の鑑賞では、西洋音楽だけでなく、利尻島に残る伝統芸能から全国の民謡、世界の音楽まで幅広い活動を行っていきます。


生徒の感想カードから
・ケニアでは子供が優先されていて、日本とは食も文化も違うことがわかった。
・貧富の差について。めっちゃお金持ちの人たちは何を食べているのか、どんなところに住んでいるのか知りたい。
・子どもが泣いたら、罪が許されたこともあったことに驚いた。子どもに対しての対応のお話が一番驚いた。
・大人が子どもたちに優しいことが意外だった。ケニアだったら平気で子どもを殺しているのかと思ったけど、意外と思ってたけど、そんなこともないんだと安心した。
・ミッチェル先生が食べた雑巾みたいなおもち(インジェラ)を食べてみたい。
・ウサギがペットかと思ったけど、食べれるのは意外だった。ウサギを食べてみたい。
・キャベツが市場で売られている様子が印象的だった。それが20円だったのが、ちょっとびっくりした。靴を市場で買う時、片方の靴を探す話も面白い。

 教頭先生、楽しい授業、ありがとうございました。