0207 全校朝会(に準備していた)話
- 公開日
- 2024/02/07
- 更新日
- 2024/02/07
お知らせ
久しぶりの日記になります。
すみません。土曜日から少し体調を壊し、学校をお休みしていました。そのため、6日(火)の全校朝会で表彰もお話もできず、ご迷惑をおかけいたしました。お詫びに、準備していた話をここに載せます。
タイトル「幸せになる力」
1.今、子どもに育てる「注目の能力」がある。
「学習指導要領」という学校教育の基準で呼びかけられている「注目の能力」。名前を「非認知能力」といいます。
それは「数値で測れない(認知できない)力」のこと。種類は大きく3つ。
(1)目標に向かって「粘り強く取り組む力」
(2)目標達成のために「方法を工夫する力」
(3)「周囲の人と(同じ目標を達成するために)協力し合う力」
簡単に言うと「学びに向かう力、人間性」といったらいいでしょうか。これはテストで測れません。だから「非認知能力」といいます。
2.なぜ注目されてるのか?
変化の激しい世の中で「社会生活を送るため、幸せに過ごすために必要な力」だからです。
○粘り強くうちこむと →うまくなる、集中力がつく、自分に自信を持つ。
○目標に向けて方法を工夫すると→目標が達成、勉強が分かる、人や本などまわりから学べる。
○周囲の人とうまくやれると →世の中の役に立つ、仲間・家族と仲良く過ごせる、いじめや暴力が減る。
そして、この力を育てることで、学力も伸びると言われています。
3.その力は、どうやって育てられるのか?
5つ方法がある、と言われています。
○好きなことに打ち込む・工夫する
○目標やルールを決めて、努力する
○努力したことを振り返る
○相手と協力して、自分と相手を受け入れる
○周りの人に表現し、評価してもらう
4.この力は実は・・・!
実は目新しいことではなくて、普段、学校生活でやっていることです。利中の取組を上げてみます。
○教科・道徳・特活(前時の復習、課題をとらえる、新しいこと学ぶ、考えを発表・相手と交流、習ったことを練習、まとめと振り返り)
○総合(利尻を学ぶ、働くことを学ぶ、将来進むべき道を考える)
○生徒会活動 →放送委(おもろい放送)、保健委(誕生日紹介)、学習生活委(リングプル、家庭学習取組)、図書委(図書貸出、掲示物)、生徒会役員(挨拶、全校朝会の企画・運営、遊び企画)
○部活動(アップ 目標と練習メニュー、課題発見、練習・大会参加、片付け、振り返り、技術向上、体力増進、メンバーの絆、礼儀やマナー)
○係活動(清掃、給食、HR)分担と作業、時間内に終わらせる、後片付け
○読書(本を選ぶ、内容に触れる、集中する、頭に残す)
○昼休み→やること決める、遊ぶ(集中・楽しむ)、後片付け、ホッとする。
学校だけでこんなにあります。これに家庭や地域でも育む場があるので、十分に社会生活する力、幸せに生きる力が十分に育ちます。
5.何でも頑張るのは疲れる!
そうかも知れません。この力は人それぞれ。早く成長する人も、遅く成長する人、得意面も違う。だからお互いが違うし良さや欠点もある。お互いから学んで協力するから深い学びになります。だから、得意面は伸ばせばいいし、苦手面や失敗したときは直していきましょう。
まとめ.
今「非認知能力」が注目。それは社会生活をする、幸せに生きる力。新しいことではなくて「今やっていることが合わさった力」。
人それぞれ、良さや度合いが違うから、今できることをしっかりやる。お互いの良さを認めて、みんなで幸せに過ごしましょう。