学校日記

0221 3年総合「よい弁当を考えよう」

公開日
2024/02/21
更新日
2024/02/21

お知らせ

 本日、3年の総合的な学習で、食に関する指導を実施しました。
題材名は「よいお弁当を考えよう」で、利尻郡学校給食組合の栄養士の先生に来ていただきました。

 3年生は、卒業した後、高等学校や高等養護学校に進学します。高校ではほぼ、お弁当を持って登校することになるため、食に関する指導として必要な題材として設定しました。

 まず、先生は「模擬お弁当をそれぞれ作ってみてください」と投げかけました。模擬お弁当は、厚紙のお弁当箱に、「ごはん・おかず」が印刷されたカードを入れていくもの。美味しそうな写真が表面に、裏面は「◯◯ごはん」と書いてある工夫したカードでした。

 お弁当を選ぶ様子を見ると、なにやらご飯の上にバナナが2つも乗っていたり、茶色い物ばかり選ぶ生徒もいました。好きなメニューを選んで席に着くと、先生は「どうしてそのメニューを選んだのか付箋に書いてください」。3年生は「食べたかったから。肉が好きだから。」など理由を書きました。お互いに見合って感想を交流しました。

 次に「よい弁当の条件を考えよう」と、生徒達に考えさせました。出てきた意見は「バランスがよい。単色じゃない。健康的。美味しい」など。
 それを活用し、「いいお弁当の条件(お弁当を作るときに気に留めるべきこと)」を紹介してくれました。

 条件とは「き あ い さ えい えい おー」というもの。
 「き」は季節感(旬)、「あ」は愛情や味のバランス、「い」は彩り・色合い(見た目)、「さ」は作業時間(冷凍食品や作り置きの活用)、「えい」は栄養バランス、2つ目の「えい」は衛生(食中毒)、「おー」は大きさ、だそうです。
大事なポイントがうまくまとまっていました。また注意点として、キャラ弁などは、食材に触れる時間が長くなるため、衛生面など工夫が必要であることも述べていました。

 次に栄養のバランスについて。主食がお弁当の半分、主菜が残り半分の3分の1、副菜が残り半分の3分の2(3分の1が2つ)とすると、バランスがよくなるそうです。
 最後に、高校生のお弁当の必要量は、男子が900kcal(900ml)、女子が780kcal(780ml)、運動している人は,男子は1000kcal、女子は850kcalであることを学びました。3年生は家にある弁当箱を持って来たため,その容量で確認できました。

 それを踏まえ、2回目の模擬弁当をさせました。彩りよく選びました。その理由も書きました。

 授業で学んだ生徒の感想です。「4月からは、下宿での生活となって自分で弁当を作ったりはしないけれど、食べないことや食べ過ぎには注意していきたい。いいお弁当のポイントは、お弁当だけに限らず、3食そうしていけるように頑張りたい。作ってくれる人に感謝の気持ちを忘れずにしたい。」

 栄養教諭は「今日の授業を振り返って、ぜひ高校生活で実践してみてください」とまとめていました。O先生、ためになる授業をありがとうございました。