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学校日記

ホワトボードの状況に応じた話し合いの進め方

公開日
2021/11/13
更新日
2021/11/13

一斉提示法のノウハウ

■■ホワイトボードの状況に応じた話し合いの進め方■■

 一斉提示法では、グループが1つずつ発表していく“発表会形式”ではなく、全グループのホワイトボードを張り出し、それらを分類整理したうえで話し合います。分類整理の状況に応じて話し合いを進めるようにします。

 貼り出されたホワイトボードに書かれている内容を整理すると、下のA〜Eのパターンがあり、その状況に応じて、→のように話し合いを進めるようにします。

A:わからないグループがある
 →わからないグループが理解できるよう他のグループが説明をする。

B:解答が異なっている
 →考え方を比較し,正しい解答を話し合う。誤答の場合はみんなで修正する。

C:解答が同じで、考え方はほとんど同じである
 →正しいかどうか確認し,考え方や数学的表現がよりよくなるよう話し合う。

D:解答が同じで、多様な解法がある
 →考え方を比較し,それぞれの考え方のよさを理解し,複数の考え方を統合できないか話し合ったり,考え方や数学的表現がよりよくなるよう話し合ったりする。

E:解答が問題の条件に適しているか,解答は複数ないか吟味する。

*詳細は「グループを生かした協同解決型の授業:算数・数学−理論と指導方法−」の5部,第6部をお読みください。

上段の写真は4年生の様子です。下段の写真は中学校2年生の様子です。一体感のある話し合いが進められています。