ペア対話
- 公開日
- 2021/11/13
- 更新日
- 2021/11/13
グループ学習のノウハウ
■■ペア対話の方法■■
ペアで話し合う場面においては、対話を通して、相手の考えを正しく理解し、思考を深め合うことが求められます。しかし、ペアで話し合う場面において、自分の意見を相手に伝えるだけになって、思考を深め合うことにつながらない場合があります。
そこで、ペア学習において、一方通行に相手に話すのではなく、“確認”“問いかけ”“呼びかけ・巻き込み”といった対話の仕方を取り入れ、相手に確認をとりながら話し、聞く側も反応を返して、対話が生まれるようにします。
こうすることで、話す側は相手にわかるように自分の考えを伝え、聞く側は自分の考えと比べながら聞く姿勢が育ちます。
ペア対話の方法を下に紹介します。
<話す側>
・長く話すのではなく、短く切りながら話して、相手に確認を取りながら話しを続ける。
・「〜ですよね」と相手に確認をとり、相手の反応を見る。(確認)
・「わかった?」「いえる?」「どうですか?」と相手に問いかけ、相手の反応を見る。(問いかけ)
・「〜となりますよね。後を続けて言ってください」(呼びかけ、巻き込み)
<聞く側>
・相手を見て(アイコンタクト)うなずいたり、返事(反応)したりしながら聞く。
・「どうですか」と問いかけられ、相手は反応する。「そうだね」「いいです」「私は違う」等
・「〜になりますね」と言われたら、「そうだね」「いいですね」と反応したり、「〜になりますね」と復唱したりする。
写真は1年生のペア対話の様子です。