学校日記

0615 先生方の研修2

公開日
2023/06/15
更新日
2023/09/23

お知らせ

 今日は大人に向けて書きます。本校には1年目の先生2名と、育児休業の先生の代替で期限付採用の先生が2名います。そのうち1名は昨年採用された先生です。

 本校の生徒が授業を落ち着いて受けていること+先生の人数も生徒数に対して恵まれているため、先生の力量アップを図れる環境にあります。

 そのため5月から1〜2週に1度、校長室で、3名の先生による初任者研修を実施しています。今日はその3回目。「教育課程と学習指導」についてです。

 「教育課程」とは、(1)教育の目的(教育基本法第1条:人格の完成を目指し…)と学校目標(ふるさとを愛し未来を担う生徒の育成)の実現を目指す。(2)授業時数と関連させて総合的に組織する この2つのために作られた学校の教育計画のこと。
 そして「PDCAサイクル」で常に改善していくもの(この営みがカリキュラム・マネジメント)です。
 各教科・道徳・総合・特別活動の時数は、学年ごとに規定されており、年間でその時数をクリアし、生徒達に必要な力をつけて卒業させないといけません。

 後半は「教科指導」について、でした。「なぜ教材研究を行わなければいけないのか?」「年間指導計画を意識するしたりするのはなぜか」「学習指導案の3つの視点(児童生徒の実態・教材について・指導について)はなぜ入れるのか?」など、3人の先生に問いかけました。先生方は、26年前も初任者だった私が思いもしなかったレベルで、自分の考えを述べてくれました。正解はなく、それぞれ経験を積んで認識を深めていくものです。

 先生方は「今日の授業をどうするか」を常に考えて準備し、生徒たちに向き合い授業を実施してくれています。部活指導後に疲れている中、翌日の準備で遅くなることもあります。また「先生の役目として求められるもの」については、厳しい指摘を伝えて改善してもらうこともあります。

 初任者の先生方は、自分だけでうまくいかないときは、まわりの先生に聞き、アドバイスをもらっています。(来週は前期中間テストもあるので、その準備もしています。)

 そんな忙しい毎日の先生たちですが、生徒たちが「今日の授業わかった!できた!いい時間だった」と目を輝かせて授業に参加してくれた時、その苦労は何十倍になって報われます。

 5年後、10年後、20年後に子どもたちの未来、利尻の未来を支える、よい先生になってもらうために、苦労しながらも大きく成長していってほしいと願っています。 
 
 最後に、校長としても「利尻中学校がいい方向に進んでいるか」評価されないといけません。7月に入りましたら、学校評価を実施しますので、忌憚のない意見をよろしくお願いいたします。