学校日記

0711 3年家庭科「保育実習」

公開日
2023/07/13
更新日
2023/07/13

お知らせ

 7月11日、3年家庭科の授業で保育実習を行いました。

 家庭科で保育が取り入れられている理由は、おもちゃの制作を通して子どもの遊びを学び、実習での関わりを通して心身の発達に応じた生活について理解し,幼児への接し方、家族の機能を学ぶことをねらいとしています。

 家庭科の先生からのレポートです。


 バスが保育所に到着した瞬間、懐かしい雰囲気に包まれ、自然と笑顔がこみあげてきた生徒たち。保育園時代、こんなことがあったよなぁ。。。と思い出している様子でした。
 ホールに集まり、自己紹介がスタート。生徒たちは子供たちに聞こえるように、大きな声で名前をいっていました。
 そのあとは、みんなでレクレーション。心の距離が少しでも近づくようにと保育園の先生が考えてくださった「コアラさんが転んだ」をしました。生徒一人ひとりが4,5歳児の園児を抱きかかえ、「コアラさんが転んだ」の声に合わせ、歩んではピタッととまり。園児も3年生のお兄さん・お姉さんに抱かれ、とっても嬉しそうでした。

 「コアラさんが転んだ」の後は、それぞれ子供たちのリクエストに応じた遊びを行いました。ホールの奥のほうでは、「積み木高く並べよう!」ということで、3年生が自分頭の上までひょいっと持ち上げ、落ちないように、声をかけながら積み木を高く積み上げていました。
 ホールの中心では、元気いっぱいおにごっこやボールあて。園児がとれるようなボールを投げる姿、そして園児が楽しめるような声掛けをしながら走り回る姿が印象的でした。
 また、おいてあったフラフープとボールをつかって、ゲームを生み出す生徒たちもいました。ままごとのグループは、美容師さんになった園児と会話を楽しんでいました。

 今回の保育実習で、3年生の生徒たちが園児と思う存分交流したり、やさしく会話を引き出したりする様子をみると、生徒一人ひとり、これまでの14年、15年間で、ご家庭や周りの方々から、いかにたくさんの愛情を受けて育ってきたかがわかりました。

 4,5歳から10年の成長はあっという間。保育所の園児とのあたたかな交流をみて、生徒の心と体の成長を感じた時間となりました。