1101 3年理科(仲間と学ぶよさ)
- 公開日
- 2023/11/01
- 更新日
- 2023/11/01
お知らせ
3年理科の様子です。(あまり最初の経過が分かっていないので、あとから加筆するかも知れません)
電気の分野の問題を解き直していました。多くの生徒が解けなかった問題を、先生が解説している様子でした。
先生が解答とその解説をするのかと思ったら、生徒達のペースに合わせて確認から入りました。電気の回路で途中から分岐する並列回路で、電流(アンペア)と抵抗(オーム)がどうなるのかを確認していました。
途中で、一人の女子が「ここおかしいんでない?」と指摘しました。そこから、みんなで確認をし合いました。
正解できなかった別の男子が「ここまではできたんだけど、ここでおかしいなと思ったんだよな」と自分の考えを話しました。また別の生徒が「そうだよね、わかる」とお互いに確認し合い、「なんかおかしいよね」と先生も合いの手を入れます。
そうすると、また別の生徒が「途中で分岐しているのに、分岐していない部分の抵抗値より(分岐した部分の抵抗値が)大きいのっておかしくない?」と気づきがありました。
先生が「ということは?何かが違う?」と生徒に問い返すと、生徒達で確認が始まり、前提としていた最初の計算が、そもそも間違えていたことに全員が気付きました。
即、解答を行って解説して終了ではなく、間違えた問題だからこそ、みんなで確かめ、理解を広げ、全員で学んでいく、そんな場面でした。
「こういった根本的な部分でミスすることもよくあるから、必ず見直してね。」先生は経験者(?)として語り、全体の学びになりました。
理科の先生、この前の管内教育研究大会で、『先生と生徒だけのやりとりだけでなく、生徒達同士で探求する授業へ』と助言をもらっていました。先生の授業の進化がみられた場面でした。
仲間と学ぶよさは「多様な考えから気づきが生まれ、深い学びとなる」ことです。入試まであと4ヶ月ちょっと。仲間たちと精一杯、学んでほしいです。