1214 2年総合「高校生講話」
- 公開日
- 2023/12/14
- 更新日
- 2023/12/15
お知らせ
今日の6時間目、2年生は総合的な学習の時間で「高校生(による進路)講話」を行いました。
このねらいは、2年生が進路を考えるにあたり、先輩たちの経験を学びながら自分の進路について具体的なイメージを持つことです。
来校していただいた講師は利尻高校の2名。3年前に卒業した利中OB・OGの先輩達です。
パワーポイントで項目を区切りながら、お話ししてくれました。
まず、商業科のSさん。中学生時代は勉強とか部活とかで目標を意識していなかったとのこと。利尻高校の商業科を選んだ理由は、商業フェアがあったから。利尻高校のメリットはのびのび過ごせること、少人数で細かな指導をしてくれること。デメリットは、知っている人が多いので新たな出会いがないこと、だそうです。
高校入学時の夢は、動物が好きだったので、トリマーか動物看護師をぼんやりと考えていたとのこと。でも、高校で学ぶうちに、経済と環境に興味を持ち、ボランティア活動で浜辺清掃にも参加するうちに、環境におけるゴミ問題、そしてグローバリズムに興味を持ち、それを研究しているレポートを見つけて、北星学園大学の経済学部に進学を決めたそうです。
コツコツと進める向上心が持ち味のSさん。2年生へのアドバイスとして、学習成績で自分の選択肢が広がるので勉強はしておいた方がいいこと。資格も、自分のやることと関連するかは不明だが、努力の証として取っておいた方がいいことを伝えてくれました。
後半は、普通科のMさん。中学時代から勉強で一番を目指し、高校に入っても目標を持ちながら進めて来たとのこと。部活動は、仲間と助け合い楽しむことで、スランプ時のプレッシャーもなくしてきたそうです。その時に学んだのは、目標を高く持ちすぎないこと。例え、目標を達成しても出しゃばらず、「上には上がいる」と謙虚な気持ちでいることも学んだそうです。
利尻高校のメリットは、ふるさと教育を学べること。利尻の魅力を学び体力もついたそう。デメリットはやはり、新しい出会いの場が少ないことだそうです。
中学校と高校の違いは、高校では選択教科も選べること。もう1つは欠席の重みが違うことだそうです。欠席が多いと、進級の判定や大学入試などの評価にも関わるので、気をつけてください、と伝えてくれました。(重要な情報でした!)
進路は、理学療法士を目指して北海道医療大学を選びました。チーム医療や地域理学療法などを学べることが選ぶきっかけだったそうです。面接練習は、今まで学んできたことは、大学も知りたいはずだと考え、行き詰まらずスムーズに考えられたとのこと。質より量をたくさん書き、それを1つ1つまとめて仕上げたそうです。
アドバイスは、自分の進路についてしっかり考えること、自分に向き合う時間を取ること。テストでもしっかり勉強すること。取れる検定は取っておくことを伝えてくれました。
2人の発表の後、学んだことをメモしつつ、小グループで質問交流しました。「毎日勉強してる?」の質問には首を横に振りつつ、自分たちの進路ってどうなるのか、話を聞きながら自問自答している様子でした。
来年は修学旅行があります。修学旅行では、大学や専門学校、企業などの上級学校訪問や、町をPRする観光大使活動を行う予定です。自分の進路や街の魅力を再発見しながら、自分がやりたいことを見つける学習になればと願っています。
今日の学びを活かして、今から少しずつ調べたり、出来る勉強をしっかりやる、そんなことから初めて行きましょう。
貴重なお話しを聴かせてくれた先輩達、そして協力していただいた利尻高校の先生方、本当にありがとうございました。