学校日記

0221 体育「薬物乱用防止教室」

公開日
2024/02/21
更新日
2024/02/21

お知らせ

 今日の6時間目は「薬物乱用防止教室」を行いました。この授業は中学校・高校では必修の授業で、利中では保健体育の分野で行っています。

 講師は、沓形駐在所の所長の方。11月にも非行防止教室でお世話になりました。

 まず「喫煙と飲酒」について学びました。喫煙の害は、ニコチン・タール・一酸化炭素が主であり、煙には200種類以上の有害物質が含まれていることを学びました。また、長期にわたる飲酒が引き起こす影響についても、脳の萎縮や肝硬変など、健康を害したり、正しい判断ができなくなり暴力や事故を起こすことを学びました。
 その意味でも、たばこやアルコールは非行の入り口「ゲートウェイ・ドラッグ」と呼ばれており、早く始めるほど依存に陥りやすく、大麻や覚醒剤などの薬物乱用に発展してしまうことを学びました。

 危険な薬物は、一度試すだけでも「乱用」になり、快楽の効果が切れ体調不良でまた乱用し、依存による耐性からどんどん量が増え、資金不足で犯罪に手を染めてしまうことも学びました。

 最後に、薬物の誘惑に負けないため3つのことを学びました。「正しい知識」を学んで、いきなり「飲んでみて?」との誘いにのらないこと。「健康への感謝」は、健康でいることが進路や夢実現への道であること。「周囲への悪影響」は、自分や家族にそのような人がいた場合、まわりに何かしらの影響が出てしまうこと。この3つのことをしっかり考えて、薬物の誘惑に負けないでほしいと学びました。

 生徒達から質問もありました。道内でも薬物で検挙されている最年少は中学生であること。どのように薬物中毒者を見つけるのかの方法、薬物探知犬はどのような犬がなるのか、など生徒達の質問に対する警察官の答えからも、薬物の誘惑は身近にあることが分かりました。

 中学を卒業すると、それぞれの進路に分かれる社会の入口です。この3つをしっかり覚えて、薬物に手を染めないでいたほしいと願っています。