0609 2年総合「高齢者疑似体験」
- 公開日
- 2023/06/09
- 更新日
- 2023/06/09
お知らせ
2年生の総合的な学習の時間で「高齢者疑似体験」を行いました。
講師は町の地域包括支援センターの職員2名。昨年からこの授業を実施していただいていますが、今年の生徒に合わせ、内容を修正し準備をしてくださいました。
(今日の記事は、2年生担任が時間の無い中で作成した学級通信を引用させてもらいました。感謝)
普段高齢者の方達がどのような状態で過ごしているのか、様々な器具を付けて体験を行いました。
生徒の中には、「めっちゃ腰痛い」「足、腰、膝がきついです」といった意見から、「思ったより動ける」といって、介助者役の生徒を振り切ってスタスタ先に行ってしまう元気な高齢者の生徒もいました。(笑)
体験してみた感想として、「思った以上に不自由な生活だと分かった」「介助者が離れてしまうと寂しく感じた」といった意見が上がりました。
高齢者が住みよい町にするにはどうしたらいいのか、それぞれのグループで話し合った結果、「全部平らな道路が良い」といった意見や「介護タクシーなどの車がもっと増えると良い」など行政にお願いするような内容の意見を短時間で考え、グループで発表する姿に感心しました。
みんなが素直な感想や楽しそうにやっている雰囲気から、今日来て下さった2人の講師も、また来年、機会があれば是非やりたいと話してくれました。
もし来年それが実現したら、1年生にどんな感じだったのかみんなの経験談を話してあげることで、今年のこの経験が今日限りの授業ではなく、来年のみんなの振り返りにもなるのかなと思います。
講師のまとめの話を、頷きながら聞いていた2年生。
「自分の住んでいる町が、高齢者にとってどうやったら過ごしやすい町になるかを考えて職員は仕事をしています。」
「みんなの家族の中で、高齢者の介護で困っていることがあれば、地域包括支援センターに相談したらいいよ、って伝えて下さい。」
高齢者の気持ちと、それを支える人の思い、くらしやすい町づくりを考えていることをを学ぶ貴重な機会になりました。
改めて、現場から学ぶことの大事さを感じました。
ご協力いただいた講師の方々、本当にありがとうございました。