モラルBOX日記

【知多市教育委員会】「考え、議論する道徳」の実現に向けて

公開日
2020/08/17
更新日
2020/08/17

県教委・市町村教委の取組(利用しない)

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 知多市では、昨年度、知多市立旭南中学校が「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」の研究推進校として愛知県教育委員会から委嘱を受け、「考え、議論する道徳」の実現のための授業改善等について、外部講師の指導を仰ぎながら研究実践に取り組みました。
 旭南中学校では、「自分を語り、仲間を受け止め、考えを深め合う道徳教育」を通して、「自ら考え判断し、行動につなげることができる生徒の育成」を目指しています。そこで、授業の手だてとして、対立する場面をジレンマ的に扱い、「あなたならどうしますか」と自我関与が促されることをねらいとした中心発問を作成しました。また、相手の考えに触れさせたり、自分の考えを問い直させたりするため、補助発問を投げかけるなど、発問を工夫した授業スタイルを確立しました。更に、研究授業実施後は全職員で課題を共有し、次の研究授業の「チャレンジ項目」として授業実践に生かしてきました。令和元年11月15日(金)には全担任による授業公開を行い、保護者、地域住民、市内小中学校の教職員等が参観しました。
 このような取組により、本音で話をしようという生徒や、自分がどんなことを考えているのかを見つめるようになった生徒が増えました。また、相手の立場に立って考えるようになり、相手意識をもった行動につなげることができるようになりました。そして、教職員間の対話を通して一つずつ授業を創り上げてきた結果、道徳科の授業への意識や授業力が向上するなど、教職員の姿にも変化が見られました。
 今後も「考え、議論する道徳」の実現に向けて、教職員自身も考え、議論し、授業力を更に高めるための取組を推進し、市内の小中学校に還元していきます。