【新城市立東郷中】生徒が創る生徒総会 〜思いやりの心を育むために〜
- 公開日
- 2016/05/06
- 更新日
- 2016/05/06
ちょっといい話
本校では、「人との関わりを通してコミュニケーション能力を高め、自他ともに大切にする生徒の育成」を目指してきました。その手だてとして、縦割り活動を多く取り入れることで異学年間の交流を深め、上級生と下級生とがそれぞれの思いを表現し、伝え合う場を作りました。さらに、生徒一人一人が主体的に参加できるように、3年生のリーダーシップを柱として協働の精神を育むことができる活動を工夫してきました。こうした取組が少しずつ形となり、「生徒が創る学校行事」を合い言葉に、生徒自身が積極的に動く行事を行うことができるようになりました。
こうした取組の一環として、4月に『東中オリエンテーション』という生徒総会を行いました。この総会で、生徒会役員から発表された本年度のスローガンが、
「三配革命」 〜目配り・気配り・心配り〜
です。「目配り」は時計を見て時間を守ること、「気配り」は校舎の隅々まで気を配り掃除をしっかり行うこと、「心配り」は学級生活や学校行事等で仲間への心づかいをすることを表しています。
このスローガンを受けて、9つの委員会の委員長、各学年の代表3名が、本年度の活動の重点目標を発表しました。どの委員会からも「当たり前のことが当たり前にできる生徒になろう」「これまでの伝統を守りながら、より良い学校をつくっていこう」という意見が述べられ、学年代表からも「仲間への思いやりを大切にしていきたい」という強い思いが発表されました。
『一人を粗末にするとき、教育はその光を失う』と言われます。生徒総会で、「東中生は一人一人を大切にし、みんなが力を合わせて学校づくりを進めていく」という方針について、全校生徒で共通理解を図ることができました。今後の学年・学校行事等での、生徒たちの取組を楽しみにしています。