モラルBOX日記

【豊田市立伊保小学校】高学年の温かさ

公開日
2016/05/27
更新日
2016/05/27

ちょっといい話

 伊保小学校は、集団活動のルールを学び、互いの立場を理解し相手の気持ちを思いやる心情を育てることをねらいとして、「フレンド班活動(縦割り班活動)」を行っています。活動の中心は毎週3回行うフレンド清掃ですが、高学年が班員にわかりやすく指示を出し、自らも大変な仕事を引き受けて、率先して清掃に取り組む姿が多く見られます。フレンド清掃がうまく機能しているのは、活動の根本に高学年の子に班員を思いやる心があるからだと思います。そして、この思いやりの心は、通学団での登下校でも培われていると感じています。

 本校の学区はとても広く、登校に1時間近くかかる子どもたちもいます。高学年は、低学年の歩く速さに合わせて歩いたり、荷物を持ってあげたり、励ましの声をかけたりと、優しく見守りながら長い道のりを毎日登校してきます。

 「1年生のときは、毎日家まで迎えに来てくれたり、重たい荷物を持ってくれたり、転んだときに助けてくれたりと、うれしいことがいっぱいあったよ。ありがとう。次は私たちがやると思って、今、1年生に優しくしているよ。(2年A子)」 
 A子の作文からもわかるように、低学年は高学年の優しさに感謝し、学年が上がると当然のように下級生に温かく接しています。この「正のスパイラル」が、フレンド班活動をはじめとする本校の活動を支えていると思います。

 当たり前のことを当たり前に行う素敵な子どもたちが、今後、ますます輝けるように、私たち教員も支援していきたいと思います。

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