モラルBOX日記

愛知県道徳教育推進会議からの提言(5)

公開日
2017/03/22
更新日
2017/03/22

県教委・市町村教委の取組(利用しない)

  • 2901722.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10512751?tm=20240815153205

 授業改善のPDCAサイクルの「D(授業実践)」について、お話をさせていただきます。特に「振り返り」を中心に幸田町立北部中学校の取組を紹介させていただきます。

 「振り返り」については、7月29日の文部科学省通知「学習指導要領の一部改正に伴う小学校、中学校及び特別支援学校小学部・中学部における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」の中で、次のように示されています。

◆道徳科については、「道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ、物事を(広い視野から)多面的・多角的に考え、自己(人間として)の生き方についての考えを深める」という学習活動における児童生徒の具体的な取組状況を、一定のまとまりの中で、児童生徒が学習の見通しをもって振り返る場面を適切に設定しつつ見取ることが求められる。

 そこで、北部中学校では、生徒が自らの成長を実感させる振り返りの仕方と評価方法の工夫として、次のような取組をしています。
(1)「振り返りシート」を活用し、授業後の自分を見つめる機会を確保しています。
(2)「教師メモ」や「振り返りシート」を蓄積したポートフォリオ評価を行い、生徒の
  成長を捉えています。

 「振り返り」は、こうした「振り返りシート」を活用したり、ワークシートの一部に振り返りの欄を設けたり、道徳ノートに記入させたりすることで、児童生徒の成長を見取ることができます。また、「振り返り」の活動でポイントとなるのは、次の2点です。

<ポイント>
□ 記述が苦手な児童生徒については、「教師メモ」等を
 活用し、発言や演技の様子、表情などから児童生徒の成
 長を捉える工夫をする。
□ 評価の質を高めるために、視点や方法、集める資料な
 どについて、学年や学校で共有する。

★リーフレットはこちらから→ここをクリック