【豊川市立長沢小学校】 「おしろやま活動」を通して
- 公開日
- 2017/09/20
- 更新日
- 2017/09/20
ちょっといい話
長沢小学校の全校児童は189名。1学年1クラスの小規模校です。長沢小学校では、異学年交流を縦割り班で行っています。この縦割り班活動を、学校近くにある山の名前から「おしろやま活動」と名付け、運動会の中やドッジボール大会で、1〜6年生が同じチームになって競い合います。また、清掃活動では、月・火・木曜日は「おしろやま掃除」として活動しています。下級生は、ほうきの使い方や雑巾のしぼり方を上級生から教えてもらいます。そのときの表情は、互いに真剣そのもの。また、上級生が机を運び、下級生が椅子を下ろしたり、机の整頓をしたりし、自分のできることを精いっぱい行います。班の子で協力をして掃除をする姿は、ほほえましく思えます。
「おしろやま活動」では、昨年度から新たに始めた活動があります。それは「寺子屋タイム」。上級生が下級生の学習を見て、丸つけをしたり、問題を解くためのヒントを与えたりします。上級生は、「どうしたらわかるかな、もう、ひき算って習っているっけ?」と答えを教えるだけでは勉強にならないと感じ、懸命にヒントを考えて教えます。下級生は、「すごいね」「がんばったね」と言ってもらいながら丸つけをしてもらい、満面の笑み。教室に戻ると担任に「見て見て!」とうれしそうに学習ノートを見せてきます。
長年続けられている「おしろやま活動」。下級生のやる気を高め、上級生の自信を高めるとともに、温かい人間関係を築くことができています。