モラルBOX日記

【豊橋市立松葉小学校】「地球の裏側の仲間たち」ブラジル・パラナヴァイで暮らす子どもたちとの交流から学ぶこと

公開日
2017/11/28
更新日
2017/11/28

ちょっといい話

 校長先生が松葉小学校に赴任される前、ブラジル・パラナバイ州の小学校で授業をされていました。その経験をいかして、本年度は国境を越えて、異国で暮らす子供たちとの交流活動も行っています。松葉小学校の代表として、6年生72人が「校長先生が見たブラジル」の授業を受けました。
 6月にブラジルの子供たちから、イラスト付きのメッセージをもらいました。言葉はわかりませんでしたが、青い鳥や森、様々な色の花など、自然あふれるイラストがたくさんありました。その一方で、登下校はスクールバスを利用するのですが、誘拐等の危険を避けるため、命を守るためのバスであることにも驚きました。公共のマークでも、日本では存在しないものもあり、72人一人一人が、人々や暮らしぶりを想像し、考えることができました。
 9月11日、ブラジルの小学校で働いている先生が来校しました。454人みんなで「ボン、ジーア」体育館中に大きな声が響きました。「ありがとう。ありがとう。」と日本語を交えながらブラジル語でお話をされる先生を真剣に見る子供たち。その表情から先生の気持ちが伝わり、子供たちは満足げな表情を浮かべていました。
 低学年、中学年、高学年、それぞれが自分なりのブラジルを感じ、異国の暮らしや子供たちに興味をもつことで、改めて日本を考えるよいきっかけになっています。「メッセージを動画で送ろう」「やっぱり言葉が通じるといいのだけれど・・・」地球の裏側の子供たちを近くで感じたい、何かを伝えたいという思いが育まれています。