モラルBOX日記

【春日井市立東高森台小学校】つながりを強めるなかよし班そうじ 全校児童

公開日
2018/10/03
更新日
2018/10/03

ちょっといい話

 本校では、春のオリエンテーリングや秋の運動会など、多くの場面で縦割りの「なかよし班活動」に取り組んでいます。班の名称はさくら・あじさい・あさがお・ひまわり・コスモス・パンジーです。どの花も学校やその周辺でたくさん見られる花の名前で、それが子供たちの活動の雰囲気を盛り上げています。
 4年前からその活動を学校行事の範囲から広げるため、常時活動として、毎週金曜日の清掃時間を「なかよし班そうじ」と呼んで、およそ9人のメンバーで取り組んでいます。活動場所は、学級で取り組む清掃活動と同じで、校舎内の各学級の教室や廊下・特別教室・トイレ・昇降口・体育館など、毎日子供たちが使用する場所です。
 「なかよし班そうじ」は、そうじをするだけではありません。高学年の児童は、この活動に取り組む前に、役割分担などの事前計画をしっかりと立てて計画書を作成します。さらには、下級生に指示を出す場合の話し方や心がけなどを考え、活動しています。最初の頃には、上手にまとめることができず悩んでいる子たちも見受けられましたが、回数を重ねるごとに自信と意欲が高まり、子供たちの表情は頼もしささえ感じられます。また、下級生も、先頭に立って清掃に取り組むリーダーの背中を見ながら、清掃の仕方や取り組む姿勢を学んでいきます。
 清掃活動終了後には、6年生のリーダーを中心に活動の振り返りを行い、がんばったこと・できなかったことなどを発表し合い、それが次回の活動の意欲を高めることに結び付いています。
 「なかよし班そうじ」を継続して取り組んできたことで、学年を越えた子供たちの信頼関係が更に高まり、今では学校生活になくてはならないものとなっています。また、この活動を通して、児童の思いやりの心も育ってきました。そして、代々受け継がれるリーダーは、下級生のあこがれとなっています。そんなリーダーを目指す日々は、児童の成長に大きな役割を果たしています。

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