岡崎市では、教育方針とその実現に向けた施策等を明らかにするものとして「岡崎市学校教育等推進計画」を策定しています。その基本施策の一つに「豊かな感性を育む教育の推進」を掲げ、具体的な取組として、「子供たちの共生の心を育む教育活動の推進」の中で道徳教育を充実させることを挙げています。
　現職研修委員会道徳部では、本年度の研究主題を「豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育—自分事として考え、議論する『道徳科』の授業を通して」と設定しました。各校では道徳教育推進教師が中心となって研究推進の体制を組織し、発問構成や授業展開、対話の質を高めるための工夫等について研究を深めています。
　また、岡崎市では、毎年夏季休業中に、教員向け研修として「授業力・教師力アップセミナー」を実施しています。今年度は、個別最適化な学びをキーワードとし、模擬授業及び講義を行いました。受講者が子供役となって模擬授業を体験したり、タブレットを活用した交流の仕方を学んだりしました。講義では、考えを深める発問の仕方、役割演技のポイントを体験しながら学びました。
　引き続き、岡崎市では、豊かな感性を育む道徳教育の充実に取り組んでいきます。