【豊田市立青木小】修学旅行でのちょっといい話<PART1>
- 公開日
- 2012/11/27
- 更新日
- 2012/11/27
ちょっといい話
「道徳的実践力」というけれど、形として現れることはなかなか難しい。子供たちの心を耕して、耕して、耕して、耕して・・・
ある日、思いがけず、「道徳的実践力」を見せる素敵な子供の姿を目にする。そんなことがあるかないかの毎日である。
私たちは、9月の修学旅行に向けて、さまざまな計画を立ててきた。子供たちにも「どんな修学旅行にしたいか」を問いかけ、テーマを募集した。子供たちが考えたテーマの中から、企画委員の子供たちと先生で話し合って、次のようなテーマになった。
歴史の旅に いざ 出陣!
〜昔を知ろう 今を知ろう 己を知ろう 友を知ろう〜
修学旅行の見学地を決めたり、見学の視点をはっきりさせたりするために、1か月ほど前から、毎日、京都・奈良の寺社、仏閣、歴史、街などについて調べ学習を行った。そして、調べた情報を元にクラスごとに見学地を決め、それぞれの場所を見学した。子供たちは、自分がインターネットなどで調べた建造物を、自分の目で実際に見た感動に震え、歴史の深さ、尊さや重みを感じとっていた。
旅行後の話し合いで、Aくんは、「仏像などにあまり興味がなかったが、先生や友達と見学して、おもしろいと思った。家族とまた出かけたい」と話し、日本の伝統に関心をもつことができた。
また、Bさんは、「町の景観を損なわないように、いろいろな規制があるなんて、町のみんなで世界遺産を守ろうとしている」ことに気付いていった。(PART2に続く)