モラルBOX日記

【春日井市教育委員会】道徳授業法講座を開催しました

公開日
2012/11/29
更新日
2012/11/29

県教委・市町村教委の取組(利用しない)

 春日井市では10月17日(水)に小学校初任者教員を対象に、11月14日(水)に中学校初任者教員を対象に、道徳の授業法講座を実施しました。
それぞれ、市内の道徳教育に造詣の深い教員を講師として招き、道徳の授業づくりについて、講義及び演習を行いました。また、初任者教員の指導に当たる拠点校指導教員の先生方にも参加をしていただき、グループ協議の中で初任者への助言者をしてもらいました。

・資料分析及び発問づくり
・模擬授業

と大きく二つのパートに分け、翌日からの道徳授業にすぐに活かしていける実践的な内容を意識しました。

 前半の「資料分析及び発問づくり」では、道徳の時間を、
○「心を育てる時間」
○学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の「要の時間」
と定義し、授業を実際に構想するうえで、
・道徳資料を読む。
・場面を分ける。
・中心場面を決める。
・中心場面で中心発問を決める。
・中心発問に対する「予想される子どもの答え」を考える。
・主題、内容項目、ねらいの確定。
・中心場面以外の発問(基本発問)を考える。
○授業の流れ
・導入
・展開
・終末

 後半の模擬授業では、グループに分かれた初任者が講師の模擬授業を受け、その後、意見交換や協議を行い、日ごろから、道徳の授業で抱えている困難や悩み、より良い実践方法など情報交換を進めました。

 研修後の受講者のアンケートでは、「道徳の授業にフォーカスした研修の機会は大変貴重で、参考になりました。」「資料の分析の仕方など、なかなか体系的に教えていただく機会がなかったので、よかったです。」、「正直、道徳は難しいところがあるなぁと感じていました。教材研修をする糸口ができました。」など、明日からの授業実践に手ごたえを感じている感想が多くありました。

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