【稲沢市立領内小】情報モラル指導の授業を公開しました
- 公開日
- 2012/11/29
- 更新日
- 2012/11/29
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、道徳の時間及び総合的な学習の時間、または特別活動の時間に情報モラル指導を行っている。情報モラル指導においては、児童の情報リテラシーの向上とともに、道徳的価値を高めさせながら、指導を行っていくよう心がけている。授業は、活用資料を児童に紹介し、その内容に即した話し合いを中心とした形で進めている。その上で実際の体験や思考と重ね合わせながら、話し合う中で目標とする力を高めていけるような授業を展開している。
5年生では、10月の学校公開日に「個人情報の取り扱い」をテーマに情報モラルの授業を公開した。
インターネットでアンケートに答えるとプレゼントがもらえるという資料を提示したところ、「プレゼントがもらえるならアンケートに答える」と答えた児童が半数いた。
しかし、アンケートに答えたことで、個人情報が漏れてしまい、勧誘電話や迷惑メールが増えていき、初めは「アンケートに答える」と答えていた児童も「答えない方がいいのではないか」と考えを変えていった。
また、アンケートに答えた際に、主人公が入力した情報は本当に教える必要がある内容であるのかを子どもたちに考えさせた。「プレゼントを送ってもらうだけだから、家族の情報は教える必要がない」「通っている学校の名前はいらない」など必要な情報は何かを一人一人がしっかりと考えることができた。
最後に、アンケートに答えてはいけないというわけではなく、個人情報を入力する場合に本当に必要なことかを自分自身で考えて入力することと信頼できる企業からのアンケートであるかどうかを確認することを子どもたちに話した。
子どもたちは、資料を見ながら、自分だったらどうするかと自分自身に置き換え、自分に関わる大切なことだという意識をもって真剣に取り組むことができた。今後、実際の生活の中で個人情報を扱うことが予想されるが、軽い気持ちで個人情報を入力し、後からトラブルになることの怖さがあることや、個人情報の扱い方を考えさせる大切な時間とすることができた。