モラルBOX日記

【生涯学習課】平成25年度 安心ネットインストラクターフォローアップ講座を開催しました。

公開日
2013/10/31
更新日
2013/10/31

県教委・市町村教委の取組(利用しない)

主 催  公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団  愛知県生涯学習推進センター
共 催  愛知県教育委員会
日 時  平成25年8月8日(木)午前10時から午後4時30分
場 所  愛知県生涯学習推進センター研修室A
内 容  <講座>「子どもたちのネット端末(携帯電話やゲーム機、スマホ等)の利用問題と対策〜保護者の役割〜」
講 師  下田 真理子氏(NPO法人青少年メディア研究協会理事)

○「子どもたちのネット端末(携帯電話やゲーム機、スマホ等)の利用問題と対策〜保護者の役割〜」と題して、下田真理子氏にご講演をしていただきました。また、下田博次氏(群馬大学名誉教授)にも同席していただき、ネット依存症(中毒)について詳しく解説していただきました。講習会参加者からの質問の多くが、携帯電話とスマートフォンのフィルタリングの違いについてでした。
 平成25年7月から愛知県青少年保護育成条例により、携帯電話業者が保護者に対してフィルタリングの説明を行うことが義務化されました。保護者が「フィルタリングお断り」の申し出を出さない限り、フィルタリングを適用することとなりました。
 携帯電話からのインターネットアクセスは、携帯電話会社の回線を使って接続します。その際、フィルタリングをかけることにより、有害情報の閲覧を防ぐことができるのです。スマートフォンも携帯電話と同じようにフィルタリングを通ってインターネットアクセスすることができます。しかし、スマートフォンには、Wi-Fi(ワイファイ)を使ってインターネットアクセスすることができます。ノートパソコンと同様にインターネットアクセスができることから、小さなパソコンと言われる所以でもあります。Wi-Fiによるインターネットアクセスについては、携帯電話会社の回線を通らないので、フィルタリングがかかりません。なので、別途保護者による接続制限の設定が必要となります。また、携帯ゲーム機やタブレット、音楽プレーヤーなども、このWi-Fiによるインターネットアクセスができるため、スマートフォン同様に保護者が見守る必要があります。
 スマートフォンにはアプリというものがあります。有料のアプリから無料のものまで、さまざまなものがあります。中には子どもたちに有害なアプリも存在します。そのアプリを使ってケータイ時代と同様にいじめやケンカが起こっています。アプリは他から閉鎖された仲間同士のやりとりなので、残念ながら専門業者によるネットパトロールでもいじめや誹謗中傷を発見することができないなど、スマートフォンでの防止対策が出来ていないのが現状です。
 また、最近ではスマートフォンからゲームや動画閲覧など、長時間利用することにより、スマートフォンを手放せない「スマホ中毒」が新聞やテレビで取りざたされるようになりました。
 このようにケータイに比べ、スマートフォンの利用は子どもたちにとって危険性が高く、保護者のペアレンタルコントロールが難しくなってきています。そのため、ケータイ(スマートフォン)を持たせる目的をはっきりさせ、必要でなければ「持たせない選択」が大事であると考えます。

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