本校では、「意思決定学習」の考えを取り入れた活動に取り組んでいます。
　「意思決定学習」では、子どもたちが問題を把握し、それを解決するためのアイデアを出し合って最善策を選択決定します。そして、決定したことを実行し、事後に振り返るという学習過程をたどります。この過程を繰り返すことで、自律と自立の育った子どもたちになることを期待するものです。
　この考えをもとに、周りの人のことを考えて行動することができるようになるために「ありがとう３つ週間」をおこなっています。日常の生活の中で、人のためになることを自分で見つけ、できることを考え、行動に移せるようにすることをねらいとしています。
　「周りの人のことを考えて行動したこと」を毎日の帰りの会で評価し、一週間後に振り返りをしました。トイレのスリッパをそろえたというものから、放課に一人でいる友達に声をかけたというものなど、さまざまな「ありがとう」が出てきました。「ありがとうをすると、気持ちがいいし、相手もうれしい気持ちになる」という感想も出てきて、周りの人のことを考えて行動することを通して、自分も相手も大切にしようとする気持ちが育ってきています。