【春日井市立石尾台小】地域の方とのふれあい会
- 公開日
- 2013/12/02
- 更新日
- 2013/12/02
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
学校・家庭・地域の連携強化。これは、本校の特色ある教育活動のテーマです。そして、この特色ある教育活動の一つが、「地域の方との交流を通して、ご高齢の方に対する敬愛の念を深めるとともに、協力や思いやりの大切さに気付かせる」ことを目指した「ふれあい会」です。子どもたちは、来校していただいたご高齢の方々のために歓迎の出し物や発表を行います。運動会の音遊をアレンジした発表や音楽演奏、おじいさん・おばあさんとの思い出の作文発表等を行います。また、ご高齢の方々に、子どもの頃の暮らしや学校生活を語っていただいたり、本校の資料室に展示されている昭和初期から30年代頃の日用品や器具の実物を用いてお話していただいたりして、ほんの少し前の生活を学習する活動もあります。ここまでは粛々と会が進行していきます。
いざ交流が始まると歓声が上がり始めます。「めんこ」「おはじき」「けん玉」「こままわし」「あやとり」「お手玉」…かつての遊びを一緒に行う場面では、会場全体に笑顔があふれています。縄ない体験も行っています。手ほどきを受けながら50センチメートルから1メートルほどの縄をなっていきます。子どもたちは、それをつないで長縄にして縄跳びをして遊びます。しかし、この縄ない体験ができなくなるかもしれないというのです。縄をなうためのモチわらの入手が困難になるというのです。20年近く続いてきたといわれるこの「ふれあい会」ですが、会の中で行われる活動は、時と共に少しずつ変わっているそうです。モチわらの入手の問題も時の流れと無関係ではないようです。
子どもたちの笑顔や歓声、地域の方々の優しい表情に触れていると、この活動が続いてくれることを願っています。そして、今の子どもたちが成長し、次の世代の子どもたちに暮らしぶりを語ってくれる日が訪れることを願っています。